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大谷光彦のブログ

一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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emailが運んで来たカリブ海の風 

ちょっとうれしい驚きがありました。先週の金曜日のことです。

新年に入ったので今までの顧客とか友人とかを振り返ろうと名刺の整理をしていました。たまたま、そう言えばたぶんこの5年くらいは会っていないなあ、どうしているんだろう、という人物の名刺を見つけ、なぜか急に顔をみたいと思った人がいました。名刺の番号に電話してみました。そうすると海外に駐在していると言うのです。とっさに、私の名前とメールアドレスを伝えて、社内で何か連絡することがあれば伝えて欲しいと頼んで受話器をおきました。

その国はカリブ海の島ジャマイカで、駐在先としては結構びっくりするところでもあったし、そう言えば昔カリブ海の島々を巡る”おいしい仕事”をした事があったことを思い出し、ますます話したくなった気持ちのまま電話を切りました。

そうしたらですね。それから本当に10分くらいでしょうか、彼からメールがきたのです。時差から言えばまさかという時間です。きっと深夜のはずです。あまりの速さに驚いてしまいました。インターネットで地球が小さくなった言うが、このスピードは異常です。インターネット恐るべしです。電話の女性がすぐメールを打ってくれたこと、彼がまだ寝ないでPCの前にいた事、そして僕が外出もせず机についていたこと。そして何より、彼がすぐメールを打とうと思ってくれたこと。そのお陰でまたチャンネルがつながりました。それらのことに驚き、かつ感謝しました。

昔バブル全盛期の頃、ある会社の日本でのリゾート開発の手伝いをしていたことがありました。そのテーマがカリブ海で、マスタープランをボストンの設計会社に依頼して、私がそこと客先の橋渡しの役をしていたのです。そのときこの設計会社の人や顧客企業の担当者と「勉強のため」カリブ海に行ったのです。

プエルトリコのサンファンでセスナに乗り換え、すぐ東側にあるヴァージン諸島のセントトーマス島と、少し南の仏領とオランダ領が半々のセントマーチン島、それから結構南下してセントマルティニーク島、確かこういうところを1週間くらいかけて回りました。セントトーマス島なんか滑走路がぎりぎりの長さで、しかも斜面になっていて、パイロットが「ここは着陸直前にエンジンを切って降りるんだ」と言ってその超絶技術を見せてくれたり、マルティニークなんか、イミグレーションがなくて、頼んだらやっとスタンプを押してくれて、そのスタンプが椰子の木で大笑いしたこととか、いろんなことを彼のメールを見て思い出しました。

カリブ海の島々は(もう随分前なのであの”のどかさ”が残っているかどうか不安だけど)、とにかくその距離だけではなく日本から文化的にも遠くて(ヨーロッパからは近いので彼らのバカンスの行き先としてはポピュラー)、結構何から何まで新鮮で、今まで見て来たものとは比較できない独特のものがありました。

ヨットの白い帆とコバルトブルーの海。それを取り囲む赤い屋根とピンクやオレンジの派手な壁と白い砂浜。聞こえてくるカリプソやサンバのリズム。そしてあのスティールドラムの音。仕事そっちのけでカリブ文化の魅力に引き込まれた1週間でした。ラム酒なんかもこの辺りのものが有名です。

もうあんな遠くへ行く元気もないだろうなあと思いつつ、あのカッと照りつける太陽と湿度の少ないさわやかな風を懐かしく思い出しました。ひょんなことでカリブの香りを運んでくれた出来事でした。




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Posted on 2010/01/11 Mon. 14:27    TB: 0    CM: 0

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