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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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重力とウンベラータとバルザック 

長い連休が今日で終わりですね。前半は仕事と編曲、後半は食事に出かけたり孫4人が来たりして、それなりに「安全・安心」な休みでした。もう駄目だと思っていたウンベラータがこの連休中に生き返ったように新芽をつけて嬉しい限りでもあり、今日はカープが逆転サヨナラ負けで後味の悪い休みになったこと以外は、天気も穏やかで良い数日でした。植物の生命力にも脱帽。
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最近は夫婦ふたりに17歳になる老犬の3人(?)家族で、いたって平穏で安定した変化の少ない日々を過ごしていますが、いまやとても大切な家族の一員になったこの老犬のバルザックを見ていると“明日は我が身”と思うことも多く、いろんな勉強をさせてもらっているような気持ちになります。
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バルザック君の目は僕よりひどい白内障でほとんど光しか感じないし、名前を呼んでもまったく反応しないので耳もまったく聞こえない。嗅覚も、鼻の前5センチに餌を持って行ってもわからないくらいだから、犬としてはほぼ能力喪失と言ってよいでしょう。でも数年前に膀胱ポリープの手術をした以外病気という病気もせず、1日2回の餌は常に完食。少し前ドッグフードを食べなくなったことがあって、歯が弱っていると考えミキサーで粉状にして水を混ぜてペースト状にして与えると素晴らしい食欲が復活して完食。消化器系はかなり元気であることがわかります。寝ている以外は時計周りにぐるぐる回る行動を繰り返し排泄は場所を選ばないので認知機能に少し問題があるのかも知れませんが、相変わらずフレンドリーでとても穏やかです。毛を触ったら認識するので皮膚知覚は正常であることがわかります。

適度な運動ができて食事ができさえすれば、人のように将来を悲観することもなく、雑音も入らない闇に穏やかな静寂の世界を見出しているようで、あくせく希望だの絶望だの利益だの孤独だの、そんなことを考える人が如何にややこしい動物であるかに気づかせてくれます。もっとも何もしなくても餌をゲットできるので恵まれていることは間違いありませんが、平穏とは何かをつくづく考えてしまう訳です。生きることに目的など必要なのかと。

ひとつ新たな発見がありました。抱き上げると暴れます。理由をずっと考えていたのですが、思い至ったのは重力のことです。平衡感覚があるのに目も耳も鼻も効かないということは、闇と静寂の中で宙に抱き上げられとても不安になるのではないかということ。人間もそうですが地球の重力に多くのことが支配されているわけで、大気圏を突き破って宇宙に行くことや、宇宙空間で人が暮らして行けるのか大いに不安になるところです。進化の過程でもっとも強く制約を受けている条件は重力なのではないかと思った次第です。人間の生理や心のあり方まで大きく影響を与える要素であり、その重要性は全てに優越するのではないかと思うほどです。ウンベラータがこうやって命を繋いでくれるのも重力のお陰なのでしょう。

バルザックはあと何年生きてくれるかわかりませんが、抱き上げることを我慢して、その平和そのものの寝息に寄り添って行きたいと願って止みません。
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Posted on 2018/05/06 Sun. 23:39    TB: 0    CM: 0

明るくぼやけた景色 

本当に久しぶりのブログです。ちょっと身辺も落ち着いたのでPCの前に座ってみました。

2月に白内障の手術をしました。まだ年齢的には少し早いかと思いますが、右目が曇ってきて飛蚊症まであって仕事にも支障があるほどひどくなったので決断しました。世間で言われている通り簡単な手術で、1週間ぐらい洗顔洗髪ができない程度の不便さでしたが、問題はメガネの度合わせが難しいこと。多焦点レンズの人工水晶体もあるようですが、賛否両論あって主治医も反対するのでやめました。レンズはクリアーになってもピントを合わせる機能は回復していないから当然とは言え、メガネでの視力矯正がなければ明るいがピントの合っていない景色があるだけ。明るいことは有難いのですが実は飛蚊症もあって蚊は余計に鮮明に見えるから始末に悪い。さらに左目はまだ交換するのは勿体無いそうで、自分が親からもらった目のまま。持って生まれたものと人工のもののアンバランスもあるので話がややこしい。

医師も眼鏡店も“慣れるしかないですね〜”と言うのでそのまま我慢しながら生活しています。先日瀬戸内海の某無人島にお付き合いで上陸するイベントがあって、岩礁の間を歩いていたら足を踏み外して肩を打ってしまいました。パターのとき足元が歪んで見えるゴルフのグルーンのような状態でした。

老化はだれにでも訪れ、その訪れ方も様々だと思いますが、自分にもしっかりそれが訪れてきたことを自覚した事件でした。若いうちはいつまでも変わらないと無意識に思っているものだし、またそう思っていなければ仕事に攻撃的になれない。攻撃的になれなければ大した仕事はできない。まあ人並みに人類の必然にまた一歩足を踏み入れたということで、それを許容してこれからを過ごさなければなりませんね。必要なのは「脳」機能の適応なんでしょうね、きっと。

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Posted on 2018/04/12 Thu. 15:56    TB: 0    CM: 0

阿川佐和子著「強父論」を読んで 

昨年の夏に94歳で亡くなった阿川弘之のことを娘の阿川佐和子が描いた「強父論」が滅法面白かったです。彼女の文章の旨さもあるのでしょうが、暴君の父親を描きつつ、その父親に対して娘であり女である彼女が持っている“屈折した”愛情や敬愛の感情が、そこはかとなく鳴り響いているような本でした。読み進んでいるうちに、腹を抱えて笑いつつ不覚にも涙が出てしまう個所がいくつかあるのです。「男と女」の複雑で不可思議な関係が「父と娘」の関係を通してその深みを増して迫ってくる感じがあります。

強父論写真


たまたま今年は幸田露伴の生誕150年で、娘の幸田文、孫の青木玉、そしてひ孫の青木奈緒という女系の目を通して語る露伴の番組をNHKで見ましたが、女性の力を通して継承され残されていく戦前の言語教養とか身体文化の価値とどこか通じ合うものもあります。男性より女性の方が、そういう、特に身体文化に価値を見出し残す力があるような気がします。男のことは女性の方が解るのでしょうね。

シンプルであること、一貫しているということ、こだわるということ、自分にも他人にも嘘がつけないほど不器用であるということ。こんな男は現代の社会では生きてはいけないでしょう。存在してもその価値が評価されるどころか同情すらされないでしょうね。天然記念物なみの存在でかつDVの加害者扱いにされることでしょう。

前時代的で諸悪の根源のような「男」や「父」がついこの前までの日本に存在した証が展開されている本ですが、もう一度「男」や「父」を考え、自分の一見ヒューマンな考え方の偽善を思った次第です。

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Posted on 2017/07/09 Sun. 22:52    TB: 0    CM: 0

京都と「よそさん」 

しばらくブログサイトに入らなかったら、入れなくなってしまいました。パスワードの問題のようですが、どこでどう間違っているのかわからないまま、何度かトライして最後に入れました。自分が借りている部屋に自分の持っている(つもりの)鍵では簡単には入れないという現象に辟易している人も多いと思いますが、「自分とは誰」ということが自分でも自信がなくなる今日この頃です。



抱腹絶倒の本を読みました。若い時は京都に住みたいと漠然と思っていたものですが、歳を重ねるにつれてその考えが変わってきました。京都という街と何代も前からそこに住んでいる人に対して感じてきて、それをどう整理したらよいのかもどかしく思っていた事柄を明快に言葉にしてくれています。笑ってしまいますがまさにシンプルにしてその通り。


去年有名になった本なので読まれた方も多いと思いますが、身内や身近に京都の人がいたらおそらく賛同して頂けるものと思います。


正面から抜き身で切りつけない優しく見えて決してそうではない表現力であったり、決して断定しないことで相手を油断させてしまう言葉の技術、自覚していないほど徹底している自分や京都への自信、長い歴史で時の権力にうまく従いながら自らのアイデンティティーを柔軟に変遷させつつそのコアの部分を巧みに保全してきた卓越かつ成熟した政治と外交力などなど。


中華思想と言えばそれまでですが、文化が深く発酵しながらそのレベルをこれほどまでに高めた都市を日本人として誇りに思い、その自分の屈折した気持がいじらしくも悲しい気持になるのは、都から遠く離れた地で生まれ育った田舎者の証明なのでしょう。もうひとつのタイプの都会人である江戸っ子なら京都に違った感想を持てるのにとも思った次第。まあいずれにしても「よそさん」と呼ばれるのでしょうが。グルーバルがはやされている昨今、一読をお勧めします。言い過ぎていたら京都の人、ごめんなさい。


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Posted on 2017/06/11 Sun. 23:00    TB: 0    CM: 0

トランプ現象 

トランプ大統領がついに誕生してしまいましたね。これが明るい夜明けなのか、ダイナミックな混乱の始まりなのかわかりません。
株の値段があがったと言う事は少なくとも閉塞感から解放されるという期待が先行したのでしょうが、どちらの可能性もあるので、“好奇心が満たされる”と言える程度には分析しておきたいと思っています。

色々言われていますが、まず驚いたのはメディアの役割が完全に変わったことに気付いたこと。そもそもかなり以前から「信頼できる」ニュース」というものと「信頼するかどうかの基準を持つ国民」というのが少なくなってきたところへ、今回のトランプのTwitter発信のド迫力です。大統領の記者会見なんか不要になってしまう。どんな情報でも信じる人がいて、どんな情報でも信じさせないこともできる。テクノロジーの発達は情報の位置づけを完全に変えつつある。

もう一つは『不満』のレベルを軽視し過ぎていたということ。それが大統領を生むほどに大きなエネルギーだったこと。もっと言えばトランプ選択のリスクより解放への期待の方がはるかに大きかったということまでわからなかったということ。

イギリスのEU離脱やこれから起こるであろうEUの解体ないしは各国の主権回復運動と合わせ、今年はパラダイム転換の年になるかもしれない。資本主義や自由主義は結局綺麗ごとで一部の人の利益にしかならなかったのか?資本主義がなかったらもっと貧しくなっていたのではない、という根拠が良くわからないのに、嫉妬や被害者意識という強烈な美酒に身を任している多くの人々。

“良識はどこへ行った”と最初思っていたけど、何が良識かということ自体がナンセンスな問いなんですかね。
国民の利益という曖昧で非現実的な言葉が跋扈して、他者の利益が自分の利益にならないということを正当化し、そのまま戦争が起こる大河の流れが生まれている、、そんな気がします。

トランプの言っているシステムは随分と昔に多くの国が経験して旨く行かなかったシステムなんだけだなあ、と先祖返りしている世界に深く悩んでしまう部分もあります。

“喧嘩すると考えてしまう方が負ける”ように、教育とか教養の価値が世界的に低下する気もする。残るのは技術だけ。発達してAIができて便利になって不幸になる。民主主義を放棄する歴史の新たな入口なのか?

まあ、こんなことを言っても仕方がない。まずは自分をこの環境に順応させなければならない?方法が解らないけどそれが今年の最初の仕事かもしれない。

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Posted on 2017/01/22 Sun. 16:49    TB: 0    CM: 0

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