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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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不作為の悪 

僕は別に社会派ではないし、そう呼ばれる連中のことが好きではない方であったが、最近正義感という厄介なものに心が拘束されることが多くなってきた。

この10月にIPCCが米元副代表のゴア氏とともにノーベル平和賞を受賞したが、これと言った工場もない日本の九州の離島でも光化学スモッグが発生しているそうである。これは中国の排煙が越境汚染という形で及んで来ているとのこと。IPCCは国連の組織であるが、もともと国連の役割が如何に弱体かは、そもそも自国の利益を最も大切にするはずの国家が、自分の利益に相反する国連の決議を受け容れる訳がないという理由からであり、そういう国家が集まって作る組織の機能の限界はアプリオリに存在していた訳である。

しかし、この環境の問題は国家間に今までにない規模で勝ち負けのない“平等”な損害を及ぼすようである。経済規模とか発達状況によって被害までの時間と、その大きさが違うだけである。まあ、核問題や関税障壁などの問題もその被害までの時間軸の違いこそあれ、本質的には同じであろうが、この環境の問題は、国家間の紛争解決などよりもっとシリアスに全地球規模の共通問題に直結している。皮肉にも、もっとも国連の役割が果たされるチャンスが巡ってきたとも言える。初めてその不作為は全員を滅ぼすことが証明されそうである。

アメリカも中国も「エゴ」の真実を真剣に見つめて、もっとエゴイストになったらどうかと思う。どっちがより損をするかって言っている場合ではないですね。なんか柄にもなくイライラするのは歳のせいでしょうか?
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Posted on 2007/12/07 Fri. 15:27    TB: 0    CM: 0

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