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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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得した国の出来ること(後編) 

日本は「京都議定書」以来、政治的に先行していたと思っていたら、どうも最近著しく精彩を欠いている。日本はこの手の技術としては世界一と聞いているのに、どうも政治的な盛り上げ方がパッとしていない。実現すると短期的に大きなダメージを受けると考えているアメリカに政治的な他の理由で追随しているからと言われているが、本当にそうなのだろうか?

BRICsなどの諸国がとりあえず乗り気でないのはわかる。これからやっと美味しいものを食べられると思ったのに、「美味しいものは体に悪いから食べるな」とか、「そんなものを君らも食べ始めると君たちだけではなく地球上のみんなが二度と美味しいものを食べられなくなるから協力しろ」と、“散々そういうものを食べた人”に言われたくはない気持ちに似ているからである。そう考えると、例えばこれらの国のGDPが幾ら幾らになるまでは自由にしたらいいが、それに到達したら同じことをしてくれ、と言ってもいいのかもしれない。

それでは遅すぎるという問題がありそうだが、禁止という声ばかりでは理解が得られないのも事実であろう。でも、結局のところ地球的損害の被害者になるその時は確実に、しかも平等にやってくる(否、経済発展を経験する分だけ相対的にその被害は大きいはず)のだから、結果として自分の理性(いや損得)で判断することにはなると思う。まあ、この問題はここで語るには大きすぎる。僕が言いたいのは日本のことである。日本は元来資源がなくて頭脳だけ持っている国である。だから「もったいない」という“知的文化”が生まれた。同種の国の模範になれる実力と実績を持っている。

最近、国際社会における日本の地盤沈下が著しい。経済活動は地球的にあるレベルに到達してしまい、完全に国境はなくなりつつある。経済というのは所詮アダムスミス的世界なのだから、政治とか法律とかの規制に馴染まない。本来、地球規模で起こっているこういった問題は、経済活動で規制するには、それがみんなの損になると理解されるまではブレーキが掛からないものである。つまり今こそ政治しかない、と言いたいのである。

脅しとか何でもよいので洗脳する(というかそれが本来の政治の姿かもしれない)しかないのではないか・・・。日本の政治家は国内のことに少し目を向けすぎてはいないか?年金などもとても重要ではあるが、結局それも原資がなければ解決しっこない。雇用の問題も結局経済発展以外に解決方法なんかあるわけはない。今必要なことはもっとそういうことをはっきりと言って、国民に本当の話をして、世界の中で自信を持って振舞える“国家として”ちゃんとした日本を再構築することではないかと。その方が結局国内問題も解決し易いように思うのである。

「2大政党制」など、どうも馬鹿げている。ほとんど取るに足らない違いを比較して自己存在を強調しているだけではないか。もっと“本音”で話をして、国民も本音で問題を語ったらどうだろう。今、国際社会で「もったいない」文化と、地球を救える「役に立つ技術」が武器を持っている日本は、最強国になれるかもしれないのに。
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Posted on 2008/01/18 Fri. 09:52    TB: 0    CM: 0

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