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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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本当に守らなければならないこと(後編) 

背景にある問題は、メンタル不全、刑法の責任能力というテーマである。正常な意識の下ではない殺人には罪を問わないという刑法のものの考え方であるが、そもそも人を殺すとき正常でありうるのか?

逆に言えば、誰でも間違って人を殺してしまう可能性は常にあるし、殺してしまいたいと意識して殺してしまうことも絶対ないわけではない。人は、他人のために働いたり、自分を犠牲にして世のために尽くすこともあるが、同時に殺人というようなこともするように出来ているのである。まあ、その問題とメンタル的に正常ではないということは社会的にも医学的にも同じではないが、進化論的にみたDNAとか脳科学の分野からみれば本質的には同じかもしれない。“かっとして”行う行為も瞬間的には正常ではない。

とにかく、社会のルールとか公共の福祉とかいうこと、ひとりの命は地球全部の命より重い、とか・・・そういうことの中でいい加減に考えている流れの中にある重要な問題に共通している、本当に大切なことが何なのかというような問題に繋がっている。

奥が深いのでこのブログで述べられる限界を超えているが、結局のところ、道徳とか倫理とかの教育(特に家庭教育)の欠如に最も関心が行ってしまう。“「してはいけない」ことは、「してはいけない」のである。”それと、いわゆる「犯罪者の人権」の考え方にも関心が向かう。殺された人の人権と殺人を犯した人(刑法上の殺人認定の問題ではなく)の人権とのバランスの問題である。

“本当に守らなければならないこと”は一体何なのか。どうしても優先順位をつけなければならないことに満ちているのが、実際の世の中である。

そういう多くのことを改めて喚起させられた事件であった。
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カテゴリ: 社長ブログ

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Posted on 2008/05/12 Mon. 12:03    TB: 0    CM: 0

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