FC2ブログ

大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

04« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»06
 

ユーロ恐るべし 

今少し円高になってきた。「アメリカのサブプライム問題に続いて輸出に頼っている日本経済がこれでさらに打撃を受ける。」というような記事が目立つ。

しかし、わが社はオランダ系の人材会社なので、実はドルよりもユーロのことを意識することが多い。日本経済は円とドルとの連動を中心に考えているように見えるが、実は“ユーロ恐るべし”ではないかという気がする。日本の貿易収支の黒字は、殆どドルで蓄財されているという。ひょっとして、もう円とドルで物を考えていてはいけないのではないか。対ユーロでは円もドルも下がっている。ヨーロッパのことはなかなか日本では報道されないし、「EU」というのはひとつの国ではないので多くの日本人にとってピンと来ていない。

しかし、単にひとつの経済圏などと考えていてはいけない。通貨を統一したことは結局「国」の概念(いや、国が違うから、といういろんな考え)を簡単に破壊する大きな力になっている可能性がある。最初は“経済だけの協力”みたいで、各国の文化とか民族的なアイデンティティーなどは保全される、などと彼らも考えていたし、日本の多くの人達もそういう感じで見ていたと思う。

しかし経済、特に通貨の統一というのは国のアイデンティティーなんかぶっ飛ばしてしまう大きな動きになってしまった。そのことに彼ら自身も驚いているのではないか。昔からなんども戦争してきた国々が一緒になったってことは、結構ショックである。もちろんいろんな混乱もあるし、マイナスもあるが、結局経済的には豊かになっている。それがわかってくると、統一の動きはより積極的かつ自主的になってきた。そんな気がする。EU各国は経済圏よりも大きな一致化を始めてしまった。日本経済もそろそろユーロに対してどんなのか、ということを急いで考えなければならないのではないかと思う。

基軸通貨としてのドルの役割は大きく変わろうとしているのではないか。円高になれば今の資源の価格高という問題も一面解消に向かう。輸出の打撃といっても、結構日本で作っているものは、もうそう多くないはず。日本の地盤沈下は確実に進んでいるが、それは従来の考え方に留まっている限りそうなる、という見方も出来る。また、中国とか見ていると、いまさら「円経済圏」とか「アジア統一通貨」などを云々する指導力も経済力も日本は持ち合わせていないこと明白である。

とにかく、基準を見直すことであろう。そういう意味では外資系と言っても米国系とEU系ではかなり違う様相を呈してくるのではないかと思う。
スポンサーサイト



カテゴリ: 社長ブログ

[edit]

Posted on 2008/05/15 Thu. 12:00    TB: 0    CM: 0

プロフィール

カテゴリ

カレンダー

リンク

検索フォーム

最新記事

月別アーカイブ

QRコード

RSSリンクの表示