FC2ブログ

大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

07« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»09
 

EAP:職場におけるメンタルヘルス-個人と会社の間に存在する永遠のテーマ【後編】 

ヒューマニーズは「組織のメンタル診断」のツールを持っている。
これには「組織心理学」という領域の学問が近いようである。大学の先生と何年もかけて開発した「そしきカルテ」という名称の診断ツールを持っている。これもまだまだ発展途上で、今後サンプル数が増えて行くに従って、ヴァージョンアップして行かなければならない。

とにかく“現状の把握”が必要である。個人の相談にはもちろん電話や面談で常に対応しているが、「会社」に関してそういうことを分析しようとすると、現状がどうなっているのかという点をきちんと「診断」しなければならない。

社員の部門ごとのストレス度合いを出すのであるが、ストレスが高いからと言って、すぐ問題に直面しているとは言えない。それには「緩衝要因」と言って、ストレスが高くてもそれが問題につながらないさまざまの条件も重要であるからである。場合によっては、ストレスが高いからこそ生き生きした職場であることも多い。そんなことを会社の人事や労務の人と一緒に考えていって、なるべく社員が生き生きとした職場にして行きたいと思っている。

つまりメンタルと言っても本当に範囲が広いし、病気と普通の間は簡単に線引きできない。また、ストレスが少なければ生き生きしているわけでもない。会社がうまく行っているわけでもない。残業が多くても、高い目標や自分でなければできない期待を受けていたり、それができる能力があると思っていると、ストレスが高くても充実した会社生活は送れる。良く眠れるし、食欲もある。会社はいかにそういう環境を作るかということである。

しかし、個人の能力・性格・年齢などいろんな差異の集合体である会社での社員のあり方は難しい。とにかく奥が深いのである。

今、このビジネスに非常に興味を持っている。利益を出すのが非常に難しいので大変苦労しているが、これから真剣に取り組む価値のあるビジネスだと思っているからである。EAPという呼称も何か違うと思っている。うまく言えないのであるが、たぶんこれは、個性や能力の異なった人の集合体としての会社組織と、利益とか効率を追求しなければならない会社というものの境目に存在し続ける永遠のテーマで、そのソリューションも無限に存在するのであろう。

だから興味が尽きないし、今後の日本の中での社会的意義も大きいと思っている。
スポンサーサイト



カテゴリ: 社長ブログ

[edit]

Posted on 2008/08/29 Fri. 12:51    TB: 0    CM: 0

プロフィール

カテゴリ

カレンダー

リンク

検索フォーム

最新記事

月別アーカイブ

QRコード

RSSリンクの表示