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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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不況のこと 

「100年に一度の不況」ってメディアが言い出したとき、ちょっと大げさ

ではないか、と思った。でも確かにそんな様相を呈してきた。

わが社も影響がないわけではない。「従業員のメンタルヘルスは必要

だと思うが、予算が付かない」と仰るお客さんが増えている。

うちのサービスの料金は、百歩譲っても決して高くないと自負している。

細かく言えばいろいろあるけど、従業員5,000人くらいの会社でも

ひとりの人件費程度である。でもなぜか高いという印象を持たれている。

今回の不況は奥が深い。経済的に相当深いレベルでいろんな業界が

リンクしているということもあるが、「金融」という目に見えない商品、

もっと言えばギャンブル性のある商品、あるいは為替という数字への

依存なくして経済が成り立っていなかった、もっと言えば最近の好況は

それに支えられていたことが思わぬ形で露呈されたということなんだろう。


人間というのは、国家であろうが家庭であろうが、便利で心地よいもの

を獲得しようと飽くなき努力をするもんである。それはそれでDNAの

為せる技であるが、それ故に自己破壊のようなことが起きる。一種の

アポトーシスと言ってもよい。恐竜が我が世の春を謳歌していた時代も

あったが、その強さゆえに環境変化に耐えられなくて滅びたように、

人間の高度な頭脳と「煩悩」故に、自らの宿主である地球を破壊しつつ

ある。今回の経済不況と環境破壊はリンクしている。人類が本当に

地球の王様であるならそれを事前に防止する義務もあろう。

不況の防止はもう遅い。如何に早く回復させるかは議論しなければ

ならないが、環境破壊も”もう遅い”とは言いたくない。まだ間に合う

と思いたい。


社員の心の健康のための投資は短期的には効果が出ない。でも

企業の持続的な成長(あるいは不況への経営耐性整備)のための

予防(あるいは事前準備)としての価値はとても大きいと思っている。


問題は「何が健康か」ということである。健康を害した社員をそれ

以上重症にしないということは最低限要求されることであるが、

病気を予防することであったり、病気に罹りにくくすることが究極の

あるべき姿であると信じている。社員のタフネスを考えている。

心の話である。僕は「心の乾布摩擦」と言っている。ちょっと古い

言葉だけど。でもそのプログラムは決して簡単にはできない。

戦後、家庭や学校でタフネスを作るシステムが相当失われている

からでもある。でもこの不況は、派遣社員の、正社員の、経営者の、

社会の、政治の、そして国家のタフネス作りにきっと寄与すると

信じている。人生でも同じように、経済や社会の営みにも無駄な

過去はないはずだからである。

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Posted on 2009/01/31 Sat. 20:12    TB: 0    CM: 0

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