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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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人間を殺すのはせめて人間であって欲しい 

日本のロボット技術は世界一、という話を良く聞く。

NHKの番組でロボットを使った軍事の話をしていた。

平和ボケの日本企業がとても心配になってしまった。


無垢な悪魔ほど悪魔的であることはない。そういう言葉が浮かんで

きた。戦争論を展開したいわけではない。それはとてもこのブログ

では書けないと思う。でも平和(無戦争という意味でであるが)というのは、

相手も平和でなければならない。テポドンかノドンか知らないが、それが

日本のどこかに落ちれば、間違いなく「日本軍」が誕生すると思う。


平和論者は「自分の家に落ちていればそうは言えないはずだ」という

世間の攻撃に屈する。ごみ処理場とか、刑務所などのインフラと

軍事力の違いが本当はよくわからない。幼稚園もインフラなら軍事力も

インフラだからである。でもこのパラドックスがなかなか理解してもらえない。

インフラストラクチャーは「社会資本」と訳すが、もっと言えば”自分の利害

と他人の利害を区別するにはあまりにも皆に必要な機能とか施設”と説明

しなければならないもの、と定義した方が分かり易い。


ごみ処理場は自分の家の近くでは困るけど、それが無くても良いと言える

人は少ない。拡大解釈をすれば、「自分以外の人が困るくらいで済むなら

欲しいもの」と定義したらもっとインフラを理解しやすいかもしれない。


日本はいわゆる「平和憲法」で軍事支出をミニマムにできたことも、戦後

の経済とか産業の発展に貢献したと思う。そういう事実を直視したとき

「非軍事国家」日本の、またそれを作った戦後教育と戦後政治の中で、

そのことに気づかない”無垢さ”(イノセント)に冷水を浴びせるような話だった。

「鉄腕アトム」で手塚治虫が予言したことであり、ノーベルが自己嫌悪の

結果としてノーベル賞を作ったのと同じ原理なんだけど、綺麗ごとで人を

殺すと本当に大変なことになる、と言いたいのである。


ロボットに人を殺させるくらいならせめて人間が殺すべきである、と思った。

戦争の是非ではなく、人は人を殺したらそのことに苦しむがロボットは苦しま

ない、と言いたいわけである。ロボットを使ったのは人間だから、少なくとも

「殺人幇助」という罪にはなるかもしれない。でも「心の痛み」は自分で直接

犯した殺人者よりは少ない。平和は生半可な善意では”絶対に”実現しない

ということを改めて考えさせられた。


こういう話を聞くと、やはり考えさせられるのは「法律は最低の倫理である」

ということである。偽造パスポートで入国して15年経ったフィリピン人の

家族の滞在許可を法務省が出さなくて、日本で生まれた子供だけに

出した、というニュースがある。今日が「その「別れの日」だったようだ。


この一家に滞在許可を出して欲しいという署名が何万人も集まったと。

ロボットの戦争とこの話には共通点があると思う。これを次のブログで

書きたいと思う。




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Posted on 2009/04/13 Mon. 19:42    TB: 0    CM: 0

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