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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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生への執着 

悲惨な事件が日替わりメニューで登場するので、すぐ色褪せてしまうが、

イギリス人の死体遺棄(殺人とは言えないこの境界線に法治国家のジレンマ

を感じる)容疑者の逮捕で、久しぶりに妙に感心したことがあった。


それは「生への執着」である。彼が世の中の人にそういう感覚をもたらす

ような常識内にいるのかは大いに疑問ではあるが、一般的には、最近の

”生きることに淡泊”な風潮の中で突出した「粘り」を見せた事件であった

ことは間違いない。


但し、この”生きる”という意味がとにかく”生理的な形での粘り”であることに

当然違和感がある。それは、そんなに頑張っても逃げおおせると思っている

の?とか、それで万一時効まで逃げ通せたとして、生きる意味があるのかい?

というような”凡人”のコメントを凌駕するプリミティブなメッセージを発信して

ことへの違和感である。


その意味では、インターネットで仲間を募って、”束の間の、かつ最初で

最後の友人達”と一緒に練炭自殺する人々と、結局は同一の異常さを

感じる事件なのである。力の向う方向が物理的には真逆であるものの、

その根っこは非常に近いところにある、というような感じ。


ともあれ、彼の異常な逃亡の熱意にはなんとも言えない忘れていた

エネルギーを感じる。芸術的なほどの鈍感さかも知れないが、命を続ける

そのモチベーションがどこからどう来るのか興味を禁じ得ない。


そしてその興味が、逮捕後断食しているってことで更に深まっていく。

まあ、付き合っていくほど暇でもないし、その興味を分析している自分も

好きではないので、本件はこれにて! ということにしたいが、まあ

今どき珍しい「ひと」だ、という感覚は続いている。


ぜひ彼には、自殺する人に生き抜く力を与えて欲しい!!

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Posted on 2009/11/17 Tue. 12:57    TB: 0    CM: 0

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