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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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明治は眩しい 

NHKの「坂の上の雲」が始まった。時間がなくて見られなくて録画していた

1回目を今日見た。良くできた番組だと思った。曲もいい。さすが久石譲だ。

学生の頃、鎌倉の建長寺に入っていたとき作務のない雨の日に本堂で

むさぼり読んだ時の記憶が、その時の畳の匂い、庭のあの湿った空気

まで蘇ってきた。


あの時も、明治という時代に嫉妬し、そこに生きた登場人物に嫉妬した。

そして今回も同じように嫉妬を禁じえなかった。歳をとった分だけその

嫉妬も大きくなっていたかもしれない。


司馬の言葉は本当に好きだ。改めてそう思った。

そして日本にあの時代があったことを誇らしくも思った。

そして”今の日本の虚弱”を、あの時と同じように深く嘆く気持ちも新たにした。


幕末までの、特に武士階級の民度の高さと、規範の明確さから来る品格が

明治維新と明治という時代を作ったような気がする。何という無垢な必死さ

なんだろう。そしてなんというプライドなんだろうと。新たな「国民」が皆一途に、

世界に類をみない透明感のある綺麗で素晴らしい力を発揮した。


本当に日本はなんでこうなってしまったんだろう。そして自分もその責任の

一端を担っているということなんだろうか。


祖父が93歳で亡くなったが、あのカクシャクとした明治の男が好きだった。

申し訳ないがこの前の戦争で特攻隊にまで言った父より好きだった。

父の好きな、「自由」な物の考え方が好きではなかった。

でもどちらも自分に比べれば遥かに骨があって、ゆるぎない自分の世界を

持っているように思った。今もそう思っている。


「坂の上の雲」は自分のコンプレックスという傷を舐めているような居心地

の悪さと、衰退する日本への焦燥感も同時にも思い起こさせてくれた。


若い人によく読めと言ってきた本だけど、また今の自分がもう一度読んで

何を感じるのか。また読んでみたくなった。




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Posted on 2009/12/05 Sat. 23:35    TB: 0    CM: 0

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