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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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生への執着?ふたたび? 

イギリス人女性殺害容疑のあの”市橋容疑者”のことが前から引っかかって

いました。行徳警察署がすぐ近くだという理由でもなければ、絶食しているから

でもありません。その逃避行のエネルギーというか、そのために払った犠牲

とそれから得られるもののバランスがどう考えても成り立たないという気がして

いたからです。そういう意味では絶食の目的も理解に苦しむけど。


仕事柄、自殺者のことがいつも気にかかっています。自ら命を断つことの対局

にこの市橋容疑者が存在するような気がして仕方がありません。捕まらないで

時効が成立することを”逃げおおせた”と言うのでしょうが、そうなったとしても、

彼が得られるものの価値に大きな疑いを持つのです。


人間以外の動物はの多くは、本能として個体の存続を図るために他の食べ物

まで奪うことを、ごく普通の行為のように行います。そして繁殖という種の保存

をその次に大切にしているように見えます。でも心の健康を害しての自殺

(多くは平常心ではないはずですから、心は健康とは言えないでしょう)は

個体の存続を自ら放棄している、ということになります。


それが動物としての人間と言う視点では不健康ということにもなるのですが、

不健康と敢えて言えば、その原因の多くが「生きていても仕方がない」という

ような理由であるとすれば、そう考えることができる人間というのは何なんだ

ろうと思うのです。そこが動物と異なるところだからです。


市橋容疑者は何のために逃げているんだろう?動物なら捕まらないこと自体

で十分「生きている理由」になるけど、彼が人間とすればその目的は何なん

だろうと思う訳です。


”生への執着”というのは理解できる。でも戦争で死にたくない、地震で死にたく

ない、というのとは違うでしょう、と言いたい訳です。生きてやりたいことがある

というには状況が理解できない訳です。


とにかく、もう少しシンプルでいいから、プライドとか失望とかそういうものを

乗り越えても生きて欲しい、と思う人たちがいるのに、一方でこういう人がいる

ことが単純に不思議な気がします。


彼も全く違って意味で心の健康を害しているに違いない。その「違った意味」

が何かを考えてしまいます。


僕たちに何ができるのだろう、と考えるのが仕事なんだけど、彼のためにも

「何ができるのだろう」と考えたいのかもしれません。でもそれはとても奥の

深いことのような気がします。

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Posted on 2009/12/07 Mon. 16:53    TB: 0    CM: 0

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