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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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日本人だと防げなかった飛行機テロ事件 

アメリカでテロ未遂事件が起こりましたよね。最初の一報を聞いたとき、アルカイーダがチェック網をかいくぐれる新たな爆薬を開発したんだ、と思いました。しかし実際は特別新しい発想の爆弾ではなさそうで、未遂とは言え、ほとんど成功一歩手前まで行っていたことに驚きました。体に装着していた粉末のものは確かに発見が難しそうですが、瓶に入った液体は目薬までチェックしていたシステムで、液体の持ち込みができたことに、あの厳重なチェックは一体なんだったんだ、と思ったものです。

それもあったけど、一番気になったことは飛びかかった乗客のこと。彼はオランダ人で、犯人から少し離れた座席に座っていたのを、火を見た瞬間、間にある席を飛び越えて「何も考えずに飛びかかっていた」そうな。あの飛行機の乗客がもしほとんど日本人だったらどうなっていただろう。ひょっとして未遂では終わらなかったのではないかと。火を見た瞬間皆水を打ったように静かになってしまって、誰一人状況把握ができず、固まってしまっていたかもしれないと、いかにもありそうな情景が浮かんできました。自分がオランダ系の会社にいただけに、その情景がリアルに想像できるのです。きっと背の高い大男ではないか。声を出す前に映画でよくあるように空中を飛んで犯人に殴り掛かっている姿が。

アメリカにいたとき、特に男性の瞬間行動力の見事さと言うか、体の初動の早さのようなものに感心(というよりびっくり)した経験が何度かあって、自分も含めた日本人にそういうことができるかなあ、とそのたびに考えたものです。例えば、溺れている人を見てすぐ川に飛び込めるとか、侵入してきた強盗に瞬間的に飛びかかれるとか、そういう場面です。最初は騎士道精神とかキリスト教的教育とか、西部劇などに見る男らしさ像とか、そういうものが原因ではないかと思っていましたが、何度かそういう場面に遭遇したり、新聞などのニュースに接するうちに、もっともっと古くから形成された人間のタイプというかDNA的な違いが原因ではないかと思うようになっていました。例えば、狩猟民族と農耕民族の違いとか、リーダーのいるオオカミの群れ型社会システムと日本のような村秩序維持型形式的平等システムの違いではないかと。(ちなみにイギリス人も少し日本人のようなところがありますね。アメリカ人はオランダ人よりもっと素早いかも。でも日本人が一番遅い事でしょう。)

とにかくこういう突発的な異常事態への対応は日本人は弱いような気がします。だからテロを実行する側から見ると日本のような社会の方が成功しやすいのではないかと思ったりします。ただ一方では、日本人って(伝統的にはですが)皆で同じ事をしている方が安心できる民族だから、挙動不審とか、人種の違いだとか、そういうちょっと異質に見えるものを発見するセンサーが非常に発達している社会なので、その前に見つかってしまうかもしれない。

アルカイーダなんかの組織的活動をしている集団には、それなりの戦略と費用対効果を考え決定するメカニズムが存在するんだろうけど、日本っていうのはどういう風に見えているのか、非常に興味があるところであります。

しかし、飛行機の中でのこういうのは本当に怖いですね。そもそも空中に浮いているだけで、生理的に緊張しているのだから、その恐怖たるや半端じゃあないように思います。昔マレーシアのジャングルの町からしょっちゅうプロペラ機で都会に出張していたとき、すごい雷の中を降りたり、着陸できず木の葉のように揺れながら引き返したりしたときの恐怖を体が覚えているもんですから。

しかしテロのいたちごっこはその根本原因を解決しなければ永遠に続くでしょうね。どうなっていくんでしょう。確率の問題と割り切り飛行機に乗り続けるしかないのだろうか。
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Posted on 2010/01/10 Sun. 13:00    TB: 0    CM: 0

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