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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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継続してこそ美談 

酔っぱらったシンデレラがブログを書いてはいけないという決まりはなさそうなので、なんとか0時前にと、このブログを書いています。


プレス工業と言う会社をご存じですか?少し違っているかもしれませんが、主にトラックなんかの土台であるシャシーのような機械的基礎力を製品にしている会社です。出身高である尾道北高校の同級生が新卒から勤めている会社です。別にわが社のお客さんではないので、リラックスして書きます。 


先日ブログにも書きましたが、高校の同窓会がありましたが、それに参加できなかった親しい同級生とのミニ同窓会を今日やってきました。その一人がプレス工業のK君でした。偶然ですが、プレス工業は大きな工場を郷里の尾道に持っています。彼がその縁でこの会社に入ったのかどうかは知りません。


今日知ったのですが、この会社は始めて今年のニューイヤー駅伝に出たそうです。マラソン系が好きな僕としては不覚でしたが、ニューイヤー駅伝は見そびれてしまいました。彼の話だと、苦節15年この駅伝に会社ぐるみでチャレンジしてきたそうです。予選で14位までの会社がニューイヤー駅伝に出場できるのですが、なんと今年は13位という成績で決勝に出られたということ。


ここまでは、”で、それが?”で終わってしまう話なのですが、いろいろ聞いているうちに多少琴線に触れるエピソードになったのです。


普通、実業団の駅伝は、高校のエースとかアフリカをはじめとするいわゆるエリート外人を、お金を払って獲得してきます。でもこの会社はそういうことをせず、普通の社員をしてこの世界にチャレンジさせているというのです。


もちろん、入社試験の時、たぶん陸上選手としての経験などに目を向けていたかも知れません。でもエリートとして採用して、駅伝に宣伝広告機能を期待しようというビジネスモデルではなさそうな話でした。


従って、その中でTVの放映のある決勝戦に出られる確率は当然高くはないでしょう。そういう戦略の下、15年頑固に継続して今年念願を果たしたこと。僕はそういう会社が存在することにある種の驚きを持って聞いていました。


さらに、例えば成績を出せなくなった当該社員は、そのあと普通の社員とし当然期待される貢献を求められ、それに当然のごとく応える社員になっているというのです。”伝統として”それを普通に受け入れ、定年を迎える社員が走っているのだそうです。


実業団駅伝の事業採算性ということがこの不況で議論され、多くの実業団クラブが姿を消しました。事業採算という視点では当然のことでしょう。でもそういう数字の話ではなく、たぶん愚直かもしれないけれど、一種の企業文化としてこういうことを長く続けられている企業の「すごみ」に少々脱帽しました。


酔っぱらいの感性は、時として振り返りたくない足跡を残すことを覚悟で、この小さな感動エピソードを書きたくなりました。


さて来年、この会社はまた駅伝に登場するのでしょうか? 美談は継続できなければ美談ではなくなります。

健闘を祈ります。





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Posted on 2010/02/10 Wed. 23:24    TB: 0    CM: 2

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