FC2ブログ

大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

02« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»04
 

レベルが高いものはシンプル 

昨夜、Blue Note Tokyoに"Gordon Goodwin's Big Phat Band"を聴きに行ってきました。大好きなEric Marienthal(使っているリードがバンドレン青箱の2半というのを昔知り、目から鱗が落ちたものです)がリードアルトをやっていることもあったけど、最近至るところで「現在世界一のビッグバンド」と言われていたので、この機会に行ってきました。



「act your age」っていうタイトルのCDを買って聴いていたけど、確かに技術は凄いけど、だからって世界一とまでいう理由が・・・と思っていたけど、本当にビックリ。



間違いなく今まで聴いたBigBandで一番だと、感動しました。パーカッションが入っている他は伝統的なTp4、Tb4、Sax5+B,Pf,G,Dの編成だし、何がどう新しいと言っても何もない。結局Big Band Jazzって個々の楽器ではなく”これだけ集まって何をするのか”っていう勝負だってことが改めてよくわかったってことかな・・・・



まずアレンジのレベルが技術的に走りすぎず「楽しく解り易いレベル」に充分”昇華”されていること。”だから”とも言えるが、あまりJazzを聴いて来なかった人をも充分満足させられる明快なjoyfulさ。そして何よりアレンジャーでバンドリーダーであるGordonのキャラとそれによって作られた皆の人間的なエンタ姿勢。このバンドの凄いところは「ライブ」でなければ伝えられない利点(つまり音楽が聴いて・見て・引き込まれるものっていうこと)を充分生かす意図を明確に持っていることだと思いました。五感全部使うっていうか。皮膚で聴くっていうか・・・だから17人も18人もいるんだぞ、ということ。





管とリズムの主張のバランス。TpとTbとSaxの家族的補完関係。譜面とアドリブ間の適切な役割分担。情緒とロジックのダイナミズム・・・こう書くと素朴な感動がどんどん弱まっていく。そう感じるような音でした。



とにかく一晩中ご機嫌だった。サウンドが難しくないのにユニーク。ファンキーなのに軽くない。伝統的な素材なのに変化に富んで飽きさせない編曲。技術を見せつけない味のあるハイテクニック。ブルースでブギでモーダルではないんですね、最近の音としては。そう、語りつくせないというか表現力の貧弱さを感じてきた。



圧倒的な音のうねりと切れ味のよい「音楽」に満席の会場はグルーブしっぱなし。久しぶりに”文句のつけようのない”「音に征服される快感」を味わいました。レベルの高いものはやはりシンプルだった。

スポンサーサイト



カテゴリ: 未分類

[edit]

Posted on 2010/03/13 Sat. 17:55    TB: 0    CM: 0

プロフィール

カテゴリ

カレンダー

リンク

検索フォーム

最新記事

月別アーカイブ

QRコード

RSSリンクの表示