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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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禁煙成功・井上ひさし・そして、もうひとつの昭和 

先日、「賞状」を頂きました。頂いたものとその場の雰囲気が可笑しくて、自分でも笑ってしまいました。

それは「禁煙外来修了証」という名前の立派な賞状です。無事に3ヶ月が経って、”禁煙成功おめでとう”と言う、どうにも気恥ずかしくなる内容です。いつもの女医先生が急に改まったと思うと、看護師が入ってきて、麗々しくかつよそよそしくその賞状を渡すと、先生がおもむろに立ち上がって、この授与式にあいなった次第です。

「出所証明書」のようなもので、まあ大麻中毒とかアル中から”真人間”に戻った証明書と言っても良いでしょう。これも”チャンピックス”君のおかげです。

僕は模範囚でした。ちょこっと軽犯罪は犯したので罪悪感はありましたが、毎回検査される呼気中一酸化炭素は初回の検査以外すべて1mmだったので、医学的には模範患者であり、自分的には完全犯罪達成者ということです。

ゆとり教育のはるか前の時代に教育された人間ですが、本当に長くこういうものは頂いていなかったもんで、顔から火が出そうでした。ジョークとしてはまあ質の高いジョークでした。

井上ひさしが今月9日に亡くなりましたね。彼の作品をそんなに知らないのでイメージだけですが、大学の先輩でもあって何となく身近に感じていた存在でした。上智大学という名前に照れを感じていたようなところや、学生としてもかなり亜流であったところに共感を持っていたかもしれません。

言葉に繊細な美学を持ち、彼の作る笑いはとても解り易かった。いろいろ問題も起こしましたが、戦争・貧困・差別というネガティブなものを努力・笑い・信頼というポジティブな世界で表現する彼の力を尊敬していました。

先日ヘレンメリルに昭和を感じた話をしましたが、苦労人井上ひさしもまた昭和の象徴のような気がします。

禁煙の話と一緒に書いたのは、彼がヘビースモーカーだったことを思い出したからですが、また昭和をひとつ失った喪失感があったからかも知れません。

禁煙終了証書と井上ひさしの死亡が同じ日だったことは、それ自体が”井上ひさし的笑い”であることを表しています。

そう言えば「煙草」と「煙草文化」も昭和の象徴だったかもしれない。”みごと禁煙成功”って手放しに喜んで本当に良いのだろうか・・・・



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Posted on 2010/04/17 Sat. 18:30    TB: 0    CM: 0

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