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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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”てっぱん”の上の尾道 

昨日からHNKの朝ドラで「てっぱん」というのが始まりました。僕の郷里の尾道が舞台です。久しぶりに見た尾道の景色にやはりいろんなことが触発されて、物思いに引き込まれました。


ふるさとは遠きにありて思ふもの

そして悲しくうたふもの

よしや うらぶれて・・・


という、室生犀星だったか、詩がありますが、交通がこれだけ発達した現代となっては、この”ふるさとまで”の道程に宿る時間やそのために掛けるエネルギーが違うので、もう「ふるさと」は昔の「ふるさと」ではありません。


あっという間に着いてしまうその物理現象によって心の有りようは変わってきますね。


今は広島空港が、事もあろうに尾道の近くまで移動してきたし、私の実家も今は新幹線の駅の近くに動いてきてしまった。新幹線の駅というのは何もないところに新しくできるので、そこに出来た町は歴史のない似たり寄ったりのものになる。現実の尾道と心の中の尾道の落差を残酷にも何度も簡単に味あわせてくれるこの交通の便利さによりその思いも強くなります。


このたび、尾道の景色をTVの画像で見たわけですが、これはやはり違っていました。もちろん新幹線の尾道ではなく、昔ながらの尾道に近い景色を集めているわけですが、そこにあった空気は自分が勝手に昔の想いにつなげられる空気のように思うのです。生身の自分がこちらに居ながら味わえる昔のままの自分なんでしょうか。

誤魔化せる有難さを持っているとも言えるでしょうか。テレビとか写真とかの映像の魔術かもしれません。


尾道弁が少々気になりなるし、ストーリーもいま一つリアリティーがないような気がしますが、やはりちゃんと起きてみたくなる自分がいました。なぜか”てっぱん”の上に乗っかってる擬人化された「尾道」という映像が浮かんできたりしましたが・・・


帰りたくなったり、帰りたくなくなったり・・・ ふるさとも忙しいことです。 そう言えばそういう歌もありましたね。


 

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Posted on 2010/09/28 Tue. 19:01    TB: 0    CM: 2

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