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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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「知的生存競争」とその行方 

シャープが「ガラパゴス」と命名した電子書籍端末を発売するという記事が日経に出ていましたね。名前に工夫があったので興味を引かれましたが、アップルあたりが先行していた電子書籍の世界もいよいよ本格的に”当たり前”のツールになってきているような気がします。今まで横目で見ていた自分もちょっと食指が動き始めています。

アマゾンなんかでは自分がどんな本を読んでいるかによって近い世界のものを自動的に選択して紹介してくれますが、これが端末でも起こるということなのでしょう。無限に存在する情報の中から、勝手に自分好みを選んでくれていると、自分では意識していなかった自分が出来上がっていくような、好奇心とも恐怖心とも言えないような現象が起こるような気がします。

技術の発達が人間を変えて行く部分と、技術が人間の普遍(そして不変)な部分によって制限されるということの両方の現象が起こっていると思います。しかし、とにかく自分が動かなくても、「○○な人」向き、と定義された情報の群れがいつでも自分めがけてやってくることの快感と不快感の両方を想像してしまいます。

便利を利用したから起こる成長や達成と、不便ゆえに与えられた満足や達成の両方から、”いいとこ取り”ができるような器用な人間がどれだけいるのか、っていう興味も湧いてきます。

いろんな形での生存競争が存在するけど、これからは自分は動かないで洪水のような情報の中でしっかり自立でき、その中で自分の幸福に役立つものを”自ら”選べる能力を競う、言ってみれば「知的生存競争」とでもいうような時代になるのかもしれませんね。そうなるとおそらく自分の幸せとそれに寄与するものを選択できる能力が重要になってくるのだと思います。

この流れは、個々に違う価値観を作りそれを認め合う世界につながるかも知れませんが、一方ではサブミナル的にマスでの洗脳を容易にすることに通じているとも言えるでしょう。

本当に大変な時代がやってきたと思うのですが、スマートフォンなんかを本当に生活の一部として使っている今の若い人にはこういう感覚はあるのだろうかと思います。

その便利さを享受したい自分と、それに怖じけづいてしまう自分の両方がいます。皆さんはどう思います?


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Posted on 2010/09/29 Wed. 22:41    TB: 0    CM: 0

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