大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの社長をしている 大谷光彦のブログです。

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羽田の国際化 

ところで、羽田に新しくできた国際線ターミナルのことが気になっていました。

今となっては随分昔の話になりましたが、成田空港がオープンするまではそもそも羽田が国際空港だった訳です。実は学生時代に羽田空港で夜勤のアルバイトをしていたことがあるので、そこは特別な思い出になっています。

最初、「上屋(”うわや”と読みます)」という、飛行機に荷物を運び入れたり降ろしたりする仕事の方がバイト料が良くてそれから始めたけど、結局体がきつくて途中から楽な機内掃除に移動させてもらいました。

到着したベトナム航空の中に飛んでいたハエとか、朝の6時頃のエプロンでラジオ体操をしながら見た日の出などの情景や、ボーディング前に最終チェックをするスチュアーデス(当時はそう呼んでいました)の上目線とか真夜中の12時に食べる”昼ご飯”のおいしさなど五感で覚えている思い出もたくさんあります。

まあ、そんな昔のことはともかく、先週の出張のとき少し早めに羽田に着いたので新しく出来たモノレールの「国際線ビル駅」で降りて、ざっと見てきました。$ヒューマニーズ社長ブログ
確かに新しいので奇麗ですが、思った以上に小さいという印象。それとまだ韓国と中国便ばかりの様で”国際”の匂いがしない。そもそもほとんどが見学者と思しき中高年で、お目当ては4階や5階のショップやプラネタリウム。もの凄い人でちょっと驚いた。成田の方がやはり迫力がある。重みと言っても良いでしょう。
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「江戸小路」や「Pop Town」のようないわゆる”Cool Japan"ブームに焦点を絞っているのも今風で良く考られていると思っていたけど、全体として”実のあるパワー”と言うか勢いが感じられない。高度成長の時のような分厚さがなくて、全てが「文化」の名の下で一括りに展示された薄くて浅い、あるいは”無理をした豊かさ”という感じでしょうか。映画のセットのようでもあり、またコンセプトの割には中味が安っぽいと言うか・・・ 置いてあるものも特にcoolな感じもしなかった。

それと飛行機が見られる見学デッキの人ごみ。
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今更飛行機を見てどうなのか、よく解りません。僕がアルバイトをしていた時は飛行機はまだまだ高嶺の花で憧れの対象だったと思うけど、今は新幹線と同じ交通手段。まあ折角来たのでついでに空と飛行機の空気感を味わいに出てきているのは解るのだけど・・・

まあ、けなし過ぎるのも品のない話ですが、日本は貧しくなったと思いました。もっとアメリカやヨーロッパによくある何もない機能美か、本当に歴史を感じさせてくれる文化的にお金をかけた質の充実か、どちらかに徹して欲しかったと思いました。

ANAに乗るので、最後にシャトルバスに乗ろうとしたら、見学者の長蛇の列。危うく乗り遅れるところでした。
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Posted on 2010/10/30 Sat. 23:26    TB: 0    CM: 0

秋のなかった日本と昔の思い出 

今日は寒い!


何ででこうも突然寒くなるのか。一昨日福岡に出張したときすでに寒いと思っていたのが、今日東京は氷雨です。


日本人は”瘦せ我慢”が大好きなのか、それとも他人と同じことをしていなければ不安なのか、とにかくなかなかコートを出さないサラリーマンが多い。僕は寒がりなので周りにかまわず寒ければ何月であろうがコートを出して着ます。


でも非常識な人間とは思われたくない(矛盾していますが)ので、念のため窓から双眼鏡で道行く人の衣装を確認。コート着用率20%と踏んで着てきました。(実際の着用率は10%でしたが、非常識と思われるには寒過ぎたと思います。結果的には○でした。)


今年は秋がありませんでしたね。きっとこんな冬は寒くて長いのでしょう。夏の暑さを相殺する意思を持った冬の到来、という気がします。


寒くなってくるとサンフランシスコ時代のホームレスを思い出します。いつも出勤のときに使う高速道路の入口に冬を迎えるときに現れ、クリスマスの頃に居なくなるホームレスの男女がいました。たぶん夫婦ではないかと思っています。何とも言えない”プライド”を持った上向きの表情をして手をつないで立っていました。いつも同じ時間に同じ場所で同じ表情をしていました。随分と硬質なその姿勢にある種の気品と、正当化されない憐憫を感じていたものです。


その当時、会社で刑務所の建設をしていました。外からは分からないホテルのような刑務所です。完全完璧なロックシステムと反比例するように充実した医療や娯楽施設がありました。


最後の年には工事も完成して、受刑者が”入居”してきて、その暮らしぶりを垣間見る機会がありましたが、あの何とも言えない明るさ、豊かさ、そしてその締まりのない表情や、無料で使える公衆電話の綺麗な色を思い出します。


あのホームレスは罪を犯していないのに。


どっちが本当に寒い中に立っているんだろう。


クリスマスにはそこに居なくなる理由が最後までわかりませんでしたが、「解らないことの多いアメリカ」の一部と思い気に留めませんでした。今ふとそのことを考えましたが、その情景も虚ろで、遠い霧の彼方のような気がします。


窓に当たる雨の音が一段と大きくなりました。


家路につくとしましょうか。 折角のコートを着て。

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Posted on 2010/10/28 Thu. 18:08    TB: 0    CM: 0

メンタルヘルス研修の大阪も曇っていました 

久しぶりに大阪出張をしてきました。外資系の人材会社の社長をしているときには本当に頻繁に行っていましたが、サービスメニューが減った今の会社では関西のマーケットは小さく、なかなか出張のニーズも減ってしまいました。

大阪駅の北に広がっていたJRの敷地の再開発が始まっていました。ホテルの部屋が31階だったので写真を撮ってみましたが、曇っていて霞んでいたので大阪駅と観覧車しか写しませんでした。今日は一日中、日本列島は曇っていたみたいです。奄美の豪雨気になります。
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しかし新幹線が妙に混んでいます。先週の名古屋出張のときもそう思ったので、敢えて新大阪発の3桁の「のぞみ」にしたのに望み薄でした。行きも帰りも混んでいた。景気が回復したのでしょうか?それとも海外の観光客が増えているのでしょうか?この円高にも関わらず・・・

今回は「メンタルヘルス・マネジメント」の研修をしてきました。メンタルの問題は企業のリスクでもあるので「リスク・マネジメント」という性格のコンテンツにしました。昔はテーマにならなかったテーマかもしれませんが、無視できない大きな問題になってきています。人的資源の大いなる損失なのに積極的な対策が企業としては取りにくい難しい問題です。雲が一気に晴れるような方策は無いものだろうか。


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Posted on 2010/10/21 Thu. 20:14    TB: 0    CM: 0

仙台/札幌と地ビールの旅 

昨日仙台で仕事をして、仙台空港発の最終で札幌に入りました。今日朝から札幌で研修講師をして帰宅。明日は今度は大阪出張。本当にこういうハードなスケジュールは10年振りくらいだろうか。しかも札幌は急に冷え込んできたみたいで、少し喉が痛い。風邪を引いたかもしれません。


仙台空港は初めて使いましたが立派なので驚きました。採算は大丈夫なのだろうか。レストランに入ったら、「5分でラストオーダーです」と言われ、あわてて食事をしました。これも初めて飲んだ”松島ビール”。やさしい味がしました。地ビールは生きている酵母を味わっているせいか甘いですね。立派な空港も店じまい直前だと、妙にレトロでヒューマンな顔になっていました。


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ついこの前まで「暑い夏」だったのに、日本を移動したせいか、一気に空気感を変えることができました。この時期の冷えた空気の持つ”しっとり感”はやはり好きですね。思えばあと少しで11月。いい季節になってきました。


学生時代に北海道が好きで、”スカイメート”を使ってよく行ったもんです。確か11月だったと思うけど、鈍行列車に乗って札幌から旭川?名寄?浜頓別と行った”北帰行”を思い出します。「天北線」と言ったと思うが、浜頓別の荒涼としたオホーツクの浜辺と鉄道の駅を思い出します。もうその路線は廃止されてみたいです。断片的にいくつかの情景を覚えていますが、あんなに寒々としていたのに暖かい想い出になっています。また行ってみたいと、慌ただしい出張なのにそんな郷愁がよみがえってくるのは、やはり好きな北海道だからなのでしょう。

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Posted on 2010/10/19 Tue. 22:03    TB: 0    CM: 0

有名になった普通の人  

チリの炭鉱の落盤事故からの33人全員の救出のことが連日報道されていると思ったら、今度は中国での反日デモの報道がその上にかぶって、チリの話がすでに霞んできていますね。忙しいことです。


チリの話が世界的な美談であることは間違いありません。但し、CNNなんかの報道に比べると日本の報道はやや薄い感じがします。何でだろうと少し気になりました。


ひとつには、欧米にとっての南米は日本にとっての南米より地政学的にも、また心理的にも近いのではないかと言うこと。それとキリスト教文化という共通性があるので、日本人とは死生観の違いなんかもあるのではないか・・・そんなことを漠然と考えていました。


この事件で、「アンデスの聖餐」という映画になった、アンデス山脈に不時着したの1972年の飛行機事故のことを思い出しました。生還した何人かが死者の人肉を食べて生き延びた事件です。また当時人肉を食べても生き延びたことへの賛否両論が渦巻いていて、自分だったらどうしただろうということも考えた記憶があります。


生き残った精神力というような部分や、放置されていた時間なども今回の事件との共通点が多いと思ったし、飛行機はウルグアイ空軍のものだったけど、墜落したのは同じチリでした。


ただ違うのは、今回は生存発見からLIVE中継され、食糧も水の補給されたこと。飛行機事故の方は自力で山越えをして生存を伝えるまで誰も生きているとは思わなかったこと。しかし、何といっても決定的な違いは「死者の肉を食べたこと」でしょう。


今回は手放しに良い話。しかし飛行機事故の方は”カニバリズム”という人肉嗜食の話が伴っていて、キリスト教と肉食文化を持った欧米の人達にとってこの行為は非常に宗教・哲学的に奥の深いデリケートな要素を持って報道されたのです。その意味でも今回の事故は、欧米のメディアにとっても一点の曇りのない昼間のように明るい話題で、さぞ扱い易かったことでしょう。でもその分味わい尽くすスピードも速いのです。


だから、やはり気になるのは「今後の事」です。”英雄はいつまでも英雄ではあり得ない”からです。世界中から祝福を受け、家族から愛をそそがれ、多くの人に希望を与えましたが、時間の経過とともに「普通の人」になってしまうのです。彼ら、特にあのリーダ格の人は少し別ですが、他の生還者はやっぱり普通の人なのではないでしょうか。ましてや一度普通の人ではなくなった「有名な普通の人」になってしまうのです。


人というのは残酷です。エゴに満ちています。感動という心の記憶を長続きさせるには途切れることなく何かを与え続けなければならず、ほとんどの人にとってそんなことはできないことです。ノーベル賞を取った人でもなければ、生還によって決定的に尊敬されるスキルを示せた訳でもないからです。あのリーダの人はその意味ではこれで普通の人ではなくなった可能性があります。


彼以外の人にとって今後の仕事のことはどうなるんだろう。手記を書いたは書いたで嫉妬もされるでしょうし、エルビスプレスりーファンであった為にメンフィスに招待される生還者の話も、世間がその余韻から覚めたときが恐ろしい気がします。


人と言うのは何と悲しい生き物なんでしょうね?





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Posted on 2010/10/17 Sun. 17:29    TB: 0    CM: 0

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