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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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原発事故の夢で気付いたこと 

災害が起こってから、ほとんど何故か外資系の顧客企業ですが、従業員の特別メンタルサポートの相談が寄せられることが多くなっています。未経験の恐怖から来るショック、喪失体験、PTSD・・ ヒューマニーズの仕事が医者や弁護士と同じように、人に不幸が襲ってきている時に発生するニーズに対応する仕事だと言う事がよく分かります。普段奇麗ごとを言っていますが至って分かりやすい現象が起きています。

昨夜、ある夢を見ました。若い自衛隊員が「僕には妻も子もいません。是非あの原発の中へ入って行ってホースをプールの奥深くに固定してきます。うまく言ったら親が誇ってくれます。英雄になれます。」と言って志願します。でも周りの上司も同僚も沈黙を守ります。でもそれを聞いた政治家が、「若い将来のある若者を行かせるのは苦渋の決断であり断腸の思いではあるが、国民を代表して君の栄誉を讃えたいと思う。政治家冥利に尽きる。」と言って送りだそうとします。

何かとても気分が悪くなって目が覚めてしまいました。

どこにどう気分が悪くなったのか自分でもよくわかりません。誤解を恐れずに言うと、たぶん志願した人が若かったこと。「もう十分行きたので・・・」と言って老人が言った方が自然だったし、周りの人の沈黙の偽善も嫌だった。そして最後の政治家が当たり前だけど一番滑稽なほど白け、腹がっ立った。

今日は、空と陸から放水作戦。60年安保時代の官憲の武器が今役立っているという皮肉と、こういう子供の戦争ごっこに出てくるようなシーンを今頃始めているということが、あの技術力の頂点のような原発で起こりうるとは。東電は何に逡巡していたんだろう?何に手間取っていてここまでになったのだろう。とにかく行為の単純さとそのタイミングの遅さに驚く。

多くの海外のメディアが、略奪も起こさず整然として耐える日本人のポスト・クライシス・リアクションに深い美徳を見ているようです。キリスト教で言う「犠牲」とか「殉教」という”理念”がなくても、沈黙の涙で乗り切る力を示す日本人。諦観できるその観念の高さ。そういうものに畏敬の念を抱いているような気持ちがします。

この大変な災難の中で皮肉にも示すことになった日本人の素晴らしさを誇らしく思います。あの戦争から立ち直った力を今まざまざと再現していると言っても過言ではないでしょう。

我が家もまだ水が出ません。液状化現象で上下水道のシステムが破壊されているのです。今日も当たり前のことの有り難さを身にしみて感じています。

今、被災地にいる若者。きっと君たちは今最高の教育を受けている。喪失の中から将来とてつもない価値を持つ大きなものを得ていると信じています。頑張って欲しい。

ところで、明日は是非、自慢のロボットで消火活動をする情景を見せて欲しいと思って、また眠りにつきたいと思います。


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Posted on 2011/03/18 Fri. 00:10    TB: 0    CM: 0

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