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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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弱くなっていく日本と「初日の入り」 

年が明けましたね。”おめでとうございます”と言いたいけど、何が目出たいのかちょっとわからない時代になってきましたね。

明け方まで起きていたので、初日の出の時はベッドの中でした。房総半島から昇ってくるご来光を仰ぐという簡便な方法をとることが多いのですが、今年はスキップしてしまいました。

その代わり、今回は初詣よろしく元旦のミサに参列するため教会に行ってきました。滅多に行かない教会ですが元旦のフレッシュな気持ちには良く合います。理屈はともかく「形」は大事ですね。

昨年結婚した娘夫婦と一日過ごしました。姓が変わって新たな家族が増えるっていう感覚は独特のものがあります。「家」の概念が社会的に無くなってきていることと、その中での親族ということの意味を考えてしまいます。その感覚にまだ慣れないでいます。

「初日の出」の代わりに「初日の入り」を撮りました。こうして見ると違いが分らなくないですか?

IMG_0112_2.jpg

今年は本当にどんな年になるのだろう。日本はますます貧しくなるのでしょうか?

言いにくいことなのかも知れませんが、”持ってない人”を助けることが美徳になり過ぎると、持っていることが悪いことになっていく傾向があります。そう言う風潮になり易い。「持つ」には競争に勝つ必要がありますが、競争を悪と考えだすと勝つことも悪いことになります。そうすると全員が戦わなくなり、だれも苦労しなくなります。競争はスポーツの世界でなければ正当化されなくなるのかもしれません。力があることが尊敬されない国家は衰退します。

当たり前のことがわからなくなっているメディア、票がとれないので本当のことを言えない政治システムとその中で何のために政治家になったのかわからない政治家達。

そろそろ飽和状態になってきた「偽りの美徳」ですか・・・・

今年は何かの転機が訪れるでしょうか? 僕は明快に発言し、明快に仕事をしたいと強く思っています。自分に不利になるって感覚のレベルをどこに持って行くか。それを課題に1年を過ごそうと思っています。



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Posted on 2012/01/01 Sun. 23:58    TB: 0    CM: 0

大晦日のベートーベン 

大晦日の今日(と言っても正確にはもう昨日になってしまいましたが)は文化会館で開催されたベートーベンの交響曲全曲の演奏会に行ってきました。交響曲1番から9番までをぶっ通しでやるもので、こういうのをドイツ語でチクルスとも言うそうです。13時開始で終了は夜中の12時です。指揮は小林研一郎。

IMG_0079.jpg

毎年やっていて、去年は巨匠ロリン・マゼールが指揮。良かったのですがもうひとつ綺麗な演奏でいまひとつ感動しなかった。今年は小林研一郎。ちょっとこれもどうかと思ったけど、去年より良かった。深夜までしつこくベートーベンを聴く、しかも連続して聴くことで初めてわかってくるというものがある。そういう気持ちになった演奏でした。

去年もブログを書いたと思うけど、ベートーベンの構造的な音構造と、後世に残そうとする意思(芸術という概念を持って創作するという)を持った音楽。それまでのロマン派(もちろん職人音楽家として存在したバロック時代でもない)の音楽が、”才能が情動的に”発露するという「本能の音楽」とすれば、ベートーベン(とそれ以降の近代の音楽というべき)は「思想の音楽」ですね。

若い時にはモーツァルトの天才に心地よく酔え、ベートーベンのような眉に皺を寄せるような音楽は回避していましたが、歳を重ねてきたからか、その良さがわかってきたような気がします。

それと”コバケン”が自分に合っているみたい。誠実さというものがオーケストラのメンバーの心に何か作用し、それが12時間かけて9曲も同じタクトに従っている内に、質的に明らかに同化して共振するようになっていくと言うか、、、ロリン・マゼールの「上目線」では出せない音を感じました。

丁寧で愚直で不器用で繊細。でもとにかく暖かい音。小林研一郎を見直しました。ベートーベンの堅さに丁度合っているのかも知れない。

また今回は前から5列の右側という超”かぶりつき”で、少々音のバランスは悪かったが、ベートーベンはコントラバスを多様するので低音が強調され、結果的には結構満足できる音だったのかもしれない。

IMG_0080.jpg

上野の文化会館の大ホールは、最近新しくお金をかけて作られたホールに比べどうなのかと思っていましたが、昔のホールの良さは結構バカに出来ないかもしれない。

第九に感動してホールの外に出ようとしたら、丁度カウントダウン。新年と同時に主要メンバーがロビーでシュトラウスの「美しき青きドナウ」を演奏してくれた。ウィーンのニューイヤーコンサートにあやかってくれたものだと思うけど、去年にはなかった趣向でこれもとても暖かいもてなしだと思いました。

何か良かったな~。きっと2012年は良い年になりそう。良い思いをした新年でした。





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Posted on 2012/01/01 Sun. 02:47    TB: 0    CM: 0

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