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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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マレーシア航空に寄り添う 

マレーシア航空がこんなに短い間に2度もひどい災難にあったことに心が痛みます。何度も何度も乗った飛行機なので人ごとではありません。

最初の遭難は未だに何が起こったのか皆目解っていないようだし、機体も乗客も忽然と消えてなくなったまま。あんなにハイテクに満ちた文明の利器が、なぜ痕跡を残さずに消えてしまえるのか。事実は小説より奇なり、とはまさにこのこと。CIAとかKGBという世界の話なのか、宇宙とか未知の文明というような領域の話なのか、もっと紛争とかテロとか組織的・社会的な話なのか。とにかく現実感がまったく感じられない。メディアも新情報があれだけなければニュースヴァリューがないと見えて、まったく報道しなくなっている。それも含めて本当に不可思議な話です。何か歴史から消え去られた事実のひとつみたいに。

そう思っていたところに今回の「撃墜」という衝撃的な事件。こっちは、まったく反対の意味でまたあまりにも非現実的な事件です。少なくともこっちは「事故」ではなく「事件」。地球上をあれだけ飛び交っている普通の平和な定期航空便が恐ろしく理不尽に“うっかり”撃ち落とされた訳です。しかもその雑さと言うか幼稚さと言ったら実に古典的でまた恐ろしく低レベル。

このように書いていても本当に常識的な感想を持ちえないような気持になってしまいます。その意味で非常に納得感のないまさに「事故」なのかもしれません。何か気持が沈んでしまいます。行方不明も大問題だけど、今回の撃墜には大きな怒りを覚えます。うまく気持を整理できませんが、あまりにも「人為的」な出来事で、その“やりきれなさ”は半端ではないですね。
どこまで人間は愚かなのか。悪意があった方がまだマシです。

マレーシア航空に乗ると必ず "トゥアントゥアン・ダン・プアンプアン(tuan tuan dan puan puan)"という言葉でパーサーが案内を始めます。tuanは男性を呼ぶ時の「~さん」でpuanは同じく女性を呼ぶ時の敬称。複数形がないので同じ単語を並べて複数を表わします。danは英語のandなので、これで“紳士淑女の皆さん(ladies and gentlemen)”という意味なのですが、きっと事故にあった飛行機は同じ言葉で乗客に話しかけて飛立ったことでしょう。あんな事が起こるとは微塵も思わないで。

例の雑誌の“じゃらん”は「歩く」とか「道」と言う意味で、ふたつ続けると「旅行」と言う意味になります。マレー語はあまり抽象語がなくて、難しいことを表現するのは得意ではありませんが、それだけにとても可憐で暖かい言葉です。

マレーシアには6年以上も住んでいたので、もう第二の故郷と言っても過言ではありません。言葉も簡単で特にマレー人はとてもフレンドリー。特に最初3年半くらい住んでいた田舎の村はもうジャングルと隣同士。本当に今から思うと冒険とかおとぎ話の世界でした。ヘビ、アルマジロ、ヤモリ、ガチョウ、ドリアン・・・ 枚挙にいとまがありませんが今でも家族の話題が尽きません。

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(以前にもアップしたかもしれない写真ですが、この向かいに住んでいました。ジャングルの中にある桃源郷でした。)

僕にとってはこれらの事故は、ひょっとしたら昔の友達の人生を変えているかもしれない出来事です。人は、世界の人は、こういう事件にどう対処するのでしょう。政治の世界と普通の生活の交差するところにあるどうしようもない怒り。
巻き込まれた方々のご冥福をお祈りします。



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カテゴリ: プライベートブログ

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Posted on 2014/07/22 Tue. 00:19    TB: 0    CM: 2

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