大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの社長をしている 大谷光彦のブログです。

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京都と「よそさん」 

しばらくブログサイトに入らなかったら、入れなくなってしまいました。パスワードの問題のようですが、どこでどう間違っているのかわからないまま、何度かトライして最後に入れました。自分が借りている部屋に自分の持っている(つもりの)鍵では簡単には入れないという現象に辟易している人も多いと思いますが、「自分とは誰」ということが自分でも自信がなくなる今日この頃です。



抱腹絶倒の本を読みました。若い時は京都に住みたいと漠然と思っていたものですが、歳を重ねるにつれてその考えが変わってきました。京都という街と何代も前からそこに住んでいる人に対して感じてきて、それをどう整理したらよいのかもどかしく思っていた事柄を明快に言葉にしてくれています。笑ってしまいますがまさにシンプルにしてその通り。


去年有名になった本なので読まれた方も多いと思いますが、身内や身近に京都の人がいたらおそらく賛同して頂けるものと思います。


正面から抜き身で切りつけない優しく見えて決してそうではない表現力であったり、決して断定しないことで相手を油断させてしまう言葉の技術、自覚していないほど徹底している自分や京都への自信、長い歴史で時の権力にうまく従いながら自らのアイデンティティーを柔軟に変遷させつつそのコアの部分を巧みに保全してきた卓越かつ成熟した政治と外交力などなど。


中華思想と言えばそれまでですが、文化が深く発酵しながらそのレベルをこれほどまでに高めた都市を日本人として誇りに思い、その自分の屈折した気持がいじらしくも悲しい気持になるのは、都から遠く離れた地で生まれ育った田舎者の証明なのでしょう。もうひとつのタイプの都会人である江戸っ子なら京都に違った感想を持てるのにとも思った次第。まあいずれにしても「よそさん」と呼ばれるのでしょうが。グルーバルがはやされている昨今、一読をお勧めします。言い過ぎていたら京都の人、ごめんなさい。


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Posted on 2017/06/11 Sun. 23:00    TB: 0    CM: 0

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