FC2ブログ

大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

07« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»09
 

死生観 

僕の好きな女性作家の一人に「曽野綾子」がいる。彼女の言った言葉の中で印象に残っている言葉のひとつに、「生まれるのは自分で決められる行為ではないが、死ぬのは人間にとって言わばひとつの修行である」というものがある(ちょっと正確な言葉とは違うと思うが)。

人間は死を自ら選択できる唯一の動物である。そのことが死を特別なものにもしているし、死に多様性とオリジナリティーをもたらしている。つまり死そのものが医学的世界ではなく文化あるいは哲学的な研究対象にもなっているのである。日本は少子化が進んで中高年人口がどんどん増えている。医学の技術的発達は目覚しいので、肉体的な意味での寿命はどんどん延びる。それが、社会の人的資源になれなければ、日本が豊かにならない限り逆に国民生活は苦しくなる。しかも総生産は減るので若者も苦しくなる。今の政治の状況・官僚の力を見ると、言いにくい話だが、全国民(というのは大げさであるが)が納得するスケールのある「理念」が感じられない。

先日ある記事で元アイルランド大統領のメアリー・ロビンソンの考えに触れたが、国を導くための明確な理念とその実績に感心した。それと比較するのも単純で申し訳ないが、日本の国際的差別化案を全員必死になって探さなければならない状況になっていると思う。

話がそれたが、これからは「死生観」というようなものがとても大切なのではないか。なぜ長生きするのか。健康で生きるということはどうすればいいことなのか。如何に自分らしく死ぬか、である。「千の風になって」がヒットしたが、あれもそれに通じていると思う。日本人が社会と自分を同一に考えて本音を語れる環境が欲しい。

私ごとであるが、父親がホスピスで長くボランティアをしている。死に接した方々に合うことの意義深さについて教えられる。自分が逆に大きなエネルギー(単なる強さというような意味ではなく)をもらうと言う。

高齢者の多い国、まだ日本が歴史的に経験したことのない環境。それは大きなチャレンジでもあるが、大いなる勉強と成長の場になるはずである。
スポンサーサイト

カテゴリ: 未分類

[edit]

Posted on 2008/03/21 Fri. 09:22    TB: 0    CM: 0

この記事に対するコメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://hnmotani.blog91.fc2.com/tb.php/125-1edbf34f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

カテゴリ

カレンダー

リンク

検索フォーム

最新記事

月別アーカイブ

QRコード

RSSリンクの表示