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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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地球の裏側まで行かなければならなかった日本人 

今年は最初のブラジル移民から数えて百周年の記念の年だそうだ。

実は、僕の大叔父(祖父の弟)はブラジルに移民した。広島にはブラジル移民が多いとも聞いた。子供の頃、時々この大叔父さんから届いたというコーヒーを飲んだことがある。ブラジル百周年で、このことを思い出した。そういえば、もう長くコーヒーは届いていない。祖父も亡くなってしばらく経つので、この大叔父ももうこの世には居ないであろう。その子孫も、日本の親戚のことなんか忘れてしまっているのであろう。だから、僕の中でのブラジル移民は過去のことになっていた。

当時、ブラジルに移民するということの意味を考えたことはなかったが、コーヒーを飲む度に、見知らぬ国ブラジルと、そこに渡って行った大叔父の悲しみを伴った決意の大きさみたいなものを何となく感じていたものだ。その後大叔父はかなり成功したと聞いたが、そう言われれば言われるほど、その裏にある時の過酷さのようなものを同時に感じていたように思う。

例の「おしん」の世界である。調べてみたら、ブラジルには150万人ほどの日系人がいるらしい。世界最大の日系人社会があると。戦後、日本が豊かになって日系企業がブラジルに進出し始めたとき、日系人の評判がよかったので日本へのイメージが随分良くて助けられたようである。今日本では、ブラジルの日系人には無制限に労働ビザが発給されるらしい。それだけブラジル日系人が日本にも増えているのであるが、犯罪なんかで話題になることも多くなった。

日本に生きる場がなくて、希望を抱いてブラジルに渡った一世。今、その何代目かの子孫が豊かになった日本に日系人として渡ってきている。一方、BRICSといわれる国々の仲間入りをして、資源国として発展し始めている現在のブラジル。地盤沈下が始まった日本。この100年の時の流れの重さを思う。

僕の大叔父の時代と、会ったことのない彼の顔を想像する。そして、未来の日本と日系ブラジル人たちの今後に想いを馳せる。
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カテゴリ: 社長ブログ

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Posted on 2008/07/18 Fri. 10:30    TB: 0    CM: 0

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