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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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イチローという求道僧 

先日NHKでイチローの密着取材をやっていた。
想像はしていたが、現代にも彼のような修行僧のような人間が存在するもんだと驚いた。イチローは天才だという言い方をよく聞くが、その“求道”の姿勢が天才なのであろう。ストイックという言葉があるが、野球の技術を磨くということが実は目的ではなく、野球は、彼の内に向かって自分を徹底的に磨き上げていく性(さが)の完成のための触媒に過ぎない。宮本武蔵などと同様に、剣の技術というのは自己完成のひとつの結果に過ぎない。

もちろん野球という、その自己完成の動機足り得て充分な魅力を持つ素材を持った幸せを抜きにしては語れないが、彼を見ていると自分の求道の結果判定者もまた自分以外には認めないという“強い意志”、否、“強い本能”を見てしまう。彼の中にある自己達成できなかったときの恐怖とか、それへの不安も、求道者ならではの大きさで存在するし、それに対する敏感さも人並みではなかった。

凡人の感覚で言えば、彼の奥さんは彼をどうみているのか。
意見を聞きたい衝動を覚えたし、なかったのが残念であるが、そういう部分を取材対象に出来ないようなイチロー的世界が、このような番組にしたように思う。その意味で、「努力の人」という陳腐な表現が恥ずかしくなるような孤独な完成者を解説抜きで浮かび上がらせた。

良い番組だった。
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Posted on 2008/02/25 Mon. 09:35    TB: 0    CM: 0

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