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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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音を楽しむということ 

昨夜、丸の内の「Cotton Club」でDuke Ellintonを聴いた(そして”見た”)。

昨年来日した時行きそびれて、今回は是非と思っていた。

コットンクラブは青山のブルーノートの姉妹店で、一度行ってみたいと思って

いたところだった。エリントンも良かったし、コットンクラブも良かった。


まず演奏であるが、第一印象として、もう少し新しい音楽もやるのかと思って

いたら、やはり徹底的に往年のエリントンサウンドを守ろうとしていることが

わかった。まあビジネスとして考えれば当然と言えば当然であろう。

ジョニーホッジスが居る!とまでは思わなかったが、よくpreserveされた

音で感心した。


本当に久しぶりに学生の頃耳にしていたあの音質を思い出した。

当時カウントベーシーは猫も杓子も真似していたが、エリントン

をやろうとしたバンドはほとんどなかった。マネしにくいのである。難しい、

と言えばカウントベイシーだって難しい。マネしても永遠にその音には

ならないのであるが、どっちかと言うとカウントベーシーの譜面の方が

見た目にも易しかったことがあるのではないかと思う。


最近聴く音楽は筋肉が緊張する。ビッグバンドもそう。自分でやりたいと

思う曲もそう言うのが多い。そういう中で、「ああ、音楽ってこういうものだよな!」

とジワジワと体の中から生理が教えてくれる、そういうサウンドであった。


アドリブも、オタマジャクシをフォローできるようなオーソドックスなものが

ほとんどだけど、楽譜にできてもあの音にはならないっていうあの本場の

高みを改めて突きつけられた思いである。


身についたものが自然にかもし出されるのが名人の境地とすれば、

戦前のアメリカのビッグバンドJazzには、そう表現せざるを得ない力がある

ことを改めて思い出させてくれた。「上手い」ということの意味をまたいろいろ

考えさせられた。


コットンクラブも良かった。今まで行った東京のライブハウスでは一番

上質なものを感じた。そう、”ショーを演出する欧米文化”の再現に忠実

な設計をし、それを生かす空気をまた忠実に演出しようとしているように

思った。インテリア、照明、音響、客の動線、客席配置などに一貫した

思想を感じる。しかし初日ということもあろうが客はそう多くなかった。

こういうライブハウスの事業は、その良さをビジネスにできるほど甘くは

なさそうである。


とにもかくにも、こういうビッグバンドをまたやりたい!! と、

突きあげてくる衝動を抑えながら、体を過剰なほど揺らしていた夜でした。





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カテゴリ: 未分類

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Posted on 2009/11/19 Thu. 12:35    TB: 0    CM: 2

この記事に対するコメント

2 ■Re:70年に聞きに行きました。

>mi-kunさん
そうですか。最後の日本公演ですよね。
正直言うと、とてもエリントンの音はキラキラしていて、コピーするのは身の程知らずって
感じがしていました。個性が強すぎると言うか。確かそのあとすぐ悲報を聞いたような気がします。今ああいう音は聴けなくなりましたね。共感してくれる人も少なくなったように思います。懐かしいです。

URL | otani-m #79D/WHSg

2009/11/19 23:49 * 編集 *

1 ■70年に聞きに行きました。

1970年に大阪の厚生年金ホールで、
エリントンのコンサートに行きました。
ジョニー・ホッジスが聞きたくて、、、
ベースが急病で代役で
荒川康男でした。
渋くて、かっこつけてましたね、、、
あれからラビットもエリントンも
相次いで亡くなってしまいました。
本物がいた時代が懐かしいです。

URL | mi-kun #79D/WHSg

2009/11/19 23:21 * 編集 *

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