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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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一人の競技者の心の決断 

朝青龍が引退しました。ちょっと驚きました。本人がどうこうと言うより、高砂親方や武庫川理事長に象徴される利害関係者の綱引きがしばらく行われると漠然と思っていたからです。


しかし、ニュースを聞いた自分の中で爽やかな気持ちの方が勝っていました。


今思えば、朝青龍は一個の強烈な闘争心を持った個体だったのでしょう。非常に強い「力士」になるのに必要な体力とタフネスと負けたくない意地。そういうものを、もう多くの日本人が失った古典的とも言えるシンプルさで備えていた。他を寄せ付けない分かりやすさと天才的なレベルでそれを持っていた。


しかし、”相撲”の「横綱」には結局最後までなれなかった。それは彼にしかわからない違和感として悶々と彼の中で燻っていたことであるような気がします。モンゴル人と日本人とか、競技と武道とか、いろんな対比で評論することはいくらでもできそうだが、そういう難しい話ではなさそうです。要するに人間の”タチ”の問題ではないかと思います。


引退、しかも電光石火の決断と発表。彼は最後まで”やんちゃ”で”無垢”であった印象を強烈に残すことができた。純粋に相撲という”競技”が好きであり、もっと優勝回数を伸ばしたかったはずである。無念だと思う。彼の涙にひとりの若者としての無念さが素直に現われていた。


除名とか解雇という処分があり得る中で、引退を選んだと考えれば、その選択は大人として正しかった。しかし、”何でああ言うことをしてしまう自分がいるんだろう”と自分でも自分を持て余す人間という視点からみれば、突然ドラマを中断させられた”何が何だかわからない”一人の競技者でしかなかったのであろう。あまりにも簡単な日本語でしか顛末と気持ちを語れなかった記者会見にそれは現われていた。


小沢幹事長と比較したとき、犯罪はその対処の仕方によって時としてその人の価値を上げることを教わった。


朝青龍の引退は、彼の「心」が決めた最初の決断だったかもしれない。



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Posted on 2010/02/05 Fri. 09:52    TB: 0    CM: 0

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