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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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音楽原始人 

Blue Noteにメイシオ・パーカーが来ているのを知って、急遽行ってきました。しかもキャンディー・ダルファーと共演するって言うので”こりゃなんなんだ”と。


学生時代に一生懸命チャーリー・パーカーやアート・ペッパーやソニー・スティットのコピーをして、正統派プレーヤーを目指していた頃、このメイシオー・パーカーを聴いて、背徳の音楽のように思ったものです。本当に長く記憶から落ちていた音楽を思い出しました。彼はまだ活躍していたんだ・・


ライブは完全に期待を超えた最高のものだった。当時のJazzシーンの中でメイシオは完全に自分のスタイルを持っていた。ファンキーって言ってしまえばそれまでだけど、まったく無駄のない洗練されたファンキーさだった。

でも当時、その良さをここまでは分からなかった。普通のJazzもよくわかっていなかったからだろう。


キャンディー・ダルファーがオランダ人の美人アルト奏者であることは知ってた。オランダ人の上司がやたら誉めていたのでちょっと気にはなっていたけど、どうせフュージョンだろうしし、あれだけ美人だから売れている訳で実力的にはねえ?、って感じで距離を置いて見ていました。そして結局は聴いたことのないプレーヤーでした。


満席だった。予約を取ろうとした段階で結構席がなかったので、金曜という理由だけではなく、キャンディーの美人タレント的人気がその理由と読んで行ったのだけど、現実は違っていた。


2人はほとんど子弟関係にある。同じサウンド親子でもあった。もちろんメイシオは”大御所”なんで、単に才能のある娘が一緒にいたって感じは否めないけど、よく互いの価値(主として経済的な、でも結構個人趣味的な)をよく理解し合った暖かいステージだった。


専門家はなんて解釈するのか知らないけれど、フュージョンとR&Bとゴスペルとラップを全部ごちゃまぜにして、やはりJazzっぽく無駄なく仕上げているって感じだろうか。今の音楽シーンの中だからかえって新鮮な感じがした。


この不況。いま世間は暗い。ヴァレンタインデーがどうのこうのって言ってもいまいち盛り上がらない。そういう意味では、僕にも隣の人にも、そして中央で総立ちになっていた多くのファンにとっても、メイシオは動物的に体が動くっていう音楽を充分体の奥から掻き出してくれた。


若い人の「ライブ」(そう、あのアクセントがどこにもない読み方のライブです)の総立ちと、この中高年の総立ちは一緒なのだろうか。時は戻らないので同じ時間は共有できない。でもそんなことを考えた。


行ったのは1st Stageだったけど、とにかくアンコールが止まらない。客は総立ち。たぶん予定を20分はオーバーしていたと思う。次のステージの客はだいぶ待たされたようです。


本当に期待をぶち壊してくれる”ノウテンキ”音楽でした。久しぶりに涙が出るほどシンプルにかつ原始的に音楽を楽しむことができました。


67歳メイシオ・パーカー。そのエネルギーはどこから来るんだい?キャンディーも充分才能と美貌のあるサックス馬鹿でした。


忘れていた音楽の楽しみ方を引っ張りだされて、少々音楽原始人になった夜でした。


今思い出すと、やはり照れ臭い。







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Posted on 2010/02/13 Sat. 21:03    TB: 0    CM: 0

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