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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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記憶に残る100分の2秒のドラマ 

女子の団体パシュートの銀メダル、結構興奮しました。100分の2秒というのは実生活ではまず意識の中にもないし、意識する意味もない”瞬間”の話ですね。スピード競技の怖さということもあるけど、それを現実のものにした計測機器の発達を思わざるをえません。


100分の2秒という「時」の領域はもう人の扱える部分ではなく、神の領域の話。最後に棒がどっちに倒れたのかという世界でしょう。相手方のドイツから見ても、事実上の同タイムの競技の結果が何故か「金メダル」になっただけであろう。こう言うのを人は「運」と呼ぶのでしょうか。


但し、競技していた当時者はそうではないような気がする。”精一杯やったから満足です”という言葉は正直なところであろうが、「負け」という事実を説明できるわけではなかろう。それは時間が経っても同じような気がします。


物事にはプロセスと結果がある。人材ビジネスの世界で、人の評価に関してそのプロセスと結果をどういう比率で評価するのか、どっちをどの程度重視していくのかというのは大きなテーマになっています。


これはメンタルヘルスの世界においても同じで、たとえばモチベーションをどう高めるかということにも直結した話になっています。


歴史に残るのは「記録」です。結果は記録として歴史に残る。

プロセスは「記憶」に残ります。長い練習と競争の果てにオリンピックのリンクに立って自分を燃焼した競技者と、それをその場で、あるいはTVで見た多くの友人・親族・ファンのこころに残ります。


でも「記憶」はその人たちの脳の中にしかありません。伝承できません。また、それぞれの中にある記憶は違います。それには多くの感情情報がくっついているからです。


100分の2秒というインパクトのある結末は、その記憶をより強烈なものにすることになったと思います。


努力の皮肉とか、人事を超えたものへの畏敬とか、チームの中にあった濃い連帯と複雑な競争心。


いずれにしても”記憶するに値するドラマ”を作った「銀メダル」でした。




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Posted on 2010/03/01 Mon. 11:06    TB: 0    CM: 0

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