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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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やさしい気持ちの作り方 

受験シーズンも終わって、これから卒業・転勤などの別れと入学・入社などのスタートの季節を迎えますね。絵になるのは何と言っても別れの方でしょう。映画にするにも文学にするにもそちらの方がより大きくこころを揺さぶられるからでしょうか。


もう使わなくなった子供のランドセルから記念のミニランドセルを作っている人がいます。かなり前にニュースで取り上げていたので知っていましたが、先日TVでまた紹介していました。


ランドセルは小学生の象徴です。中学生と違って小学生の時期は親にとって本当に可愛い時期だと思います。それを象徴するのがランドセル。一人では何もできない幼稚園児から生意気な中学生に育つまでの6年間は本当に目を見張る大きな変化を遂げます。その子供の成長とその想い出を語るにランドセルほどぴったりくるものは確かにないと思いました。


このランドセルは子供より親にとって大きな意味を持っています。どちらにとっても懐かしいものでしょうが、親にとってそれは格別でしょう。子供にとってはこれから自分が親になっていく人生のスタートですが、親にとってはそのランドセルは想い出の詰まった「その時」との別れの象徴だからです。そして若かったときの自分の想い出が詰まったタイムカプセルでもあるからだと思います。ランドセルは子供の背中のシンボルです。これから育って自分の手から離れていく子供のシンボルでもあります。


そのミニランドセルの制作を頼んだ家族は、親も子供もとてもとても「素敵な顔」をしていました。その職人さんの顔もよい顔でした。自分が使ったランドセルを親がミニランドセルにしてくれて、今度は親になった自分が子供のランドセルをミニランドセルにした3代続いた家族も紹介していました。


このランドセルは、”子育て”にまつわる家族の物語を象徴している存在です。そして使わなくなったランドセルをそういう形で残したいと思った親と子供の関係がとても素敵です。


最近はやりの言葉にアーカイブというのがありますが、このランドセルは幸せだった家族と、今も幸せな家族のアーカイブなんだと思います。


育てて、そして育てられて、”やさしい気持ち”が残る家族と家庭。そんな優しさの時間の連続を象徴している品物であり、エピソードであるような気がします。


この番組の後で、子供を餓死させた親の事件が流れていました。


やさしい気持ちはどうやって作られ、どうやって引き継がれて行くものなのでしょうか。


ミニランドセルを残してもらった子供と餓死させられた子供に想いを寄せ、暗い気持ちになってしまいました。

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Posted on 2010/03/07 Sun. 23:17    TB: 0    CM: 0

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