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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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「国会丼」と「新国会丼」 

東京は(東京だけじゃあなさそうだったけど)今日も氷雨でした。雨と言えば読書。晴耕雨読って言うくらいだから、こういう日は「本」に限ります。

だから、って訳ではありませんが、今日はちょっと仕事絡みで調べものがあり、本当に何十年ぶりに国会図書館に行ってきました。多分学生時代以来です。お洒落な新館ができていたり、登録制になっていたりで結構いろいろ変わっていましたが、本館のあの”打ちっぱなしコンクリート”は健在で、その”愛想ナシ”の感じとか”行政的”な匂いはそのままで、とてもグーでした。いろいろ内部を探索したこともあり、結局11時頃から閉館の19時近くまでいました。もちろん仕事の成果はありました。

学生時代、図書館大好き人間だったので、都内の図書館はほとんど制覇したもんです。なぜかあの世界は落ち着きます。もともと目的がシンプルであるべき図書館は、基本的にあっさりと事務的でなければいけません。冷たいくらいに愛想がないのが良い。従って子供と学生が少ないのが良い。変に”文化を担っている”的に肩に力が入っている地方都市の図書館はいけません。美術館のように設計に凝ったり、内装に気を使われて無理して”人に優しい”感覚を押し売りされると疲れます。

そういう意味では国会図書館は、場所と言い規模と言いやはり横綱クラスで、昔から好きでした。ただし、虚弱体質になった日本にふさわしく、ヘルプ機能が充実していて、案内する人がとても多かったのが気になった。でも感情がこもっていない雰囲気なんかは”腐っても鯛”という感じで、伝統が守られていて合格でした。昔もそうだったけど、玄関の木々の雨に濡れた新緑がとても凛々しくて贅沢でした。

今日、特筆すべきは食堂のメニューです。食堂がある図書館は必ず利用しなければなりません。目的がシンプルな図書館の世界は、機能に徹して色気のない食堂によってその完成度を増すものだからです。
混む昼時を少し避けたこともあり、到着したらすぐ食堂に直行しました。

ところが驚きました。昔にくらべると”おちゃめ”な食堂に変身していました。その理由はメニューです。「国会丼」というのがありました。何と、すき焼き丼にカレーがかかっていて、真ん中に卵が乗っかっています。なんと言うオリジナリティー! ところが驚くなかれ、その横に「新国会丼」というこれも直球そのままのネーミングの新作があって、なんとこれが親子丼にトンカツが乗っているという”真剣味”!! 思わず圧倒されてしまいました。

少し心に余裕があればこの新旧どっちの「国会丼」にチャレンジしようかと、意味のある選択を楽しんだのですが、食堂のこのあまりの変容振りに狼狽してしまい、結局「カツ丼」という無難な人生みたいなメニューに手を出してしまいました。後ろに人が並んでいたせいもありますが、こころの葛藤を見破られたくない衝動が働いたのだと思います。

「カツ丼」の味は”事務的に”良くなかった。だからきっと「国会丼」も「新国会丼」も普通に良くなかったかもしれない。それで安心できたかもしれない。でも同じ安心感を得るのだったら、少しアバンチュールを味わえば良かったかもしれない。そのことに少し後悔しました。

来週また時間を作って訪ねなければならない仕事に感謝しつつ、今度は動揺せず、しっかりとこの旬のものを味わわなければ、いまのオリジナリティー溢れる国会ドラマに場所柄失礼かもしれないと思っている次第です。



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Posted on 2010/04/23 Fri. 21:43    TB: 0    CM: 0

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