FC2ブログ

大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

10« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»12
 

日本の美 ?川端康成コレクション展? 

昨日午後から思い立って水戸に茨城県近代美術館で開催の「川端康成コレクション展」を覗きに行ってきました。川端は結構のめり込んだ作家の一人ですが、彼の「日本の美」に対するあの強烈な執着が彼の作品の原点にあると思っていたので、彼のコレクションには非常に興味がありました。また好きな画家、東山魁夷と川端の深い交流と、その結果としての川端所蔵の彼の作品も見られると知ったからでした。

水戸というのはなかなか近くて遠いところで、学生時代に2?3度行ったきり行く機会もありませんでした。どこも混んでいるだろうから、出かけるにしても半日旅行くらいが程よいと思ってドライブがてら出かけてきました。

思ったより道路が込んでいて、行きは鹿島から海岸を北上して大洗から水戸に入り、帰りは常磐が流れていると踏んで高速に乗ったら結構込んでいて結局立派な遠出になってしまいました。

川端康成は国宝の美術品を2点所有していますが、わずか国宝指定の絵画158点のうち2点を康成が所蔵しているということからも、彼の審美眼がすごいと言う事がわかります。

$ヒューマニーズ社長ブログ

茨城県近代美術館は初めてですが、建物も良い顔をしているし、千波湖という池を挟んで偕楽園の反対側にあり周りの環境もすこぶる良い。なぜか人がほとんど居なくて水戸が好きになりました。

$ヒューマニーズ社長ブログ

しかし、今更ながら川端康成はあの敗戦後よくあれだけの作品を書き、ノーベル賞までもらえたものだと思いました。彼の書が意外にも太くで力強かった事と彼の研ぎすまされ過ぎた美への憧れのアンバランスを思い、なぜか真逆に見える三島由紀夫との共通点を考えました。それぞれの表現方法は真反対であったかも知れないが、敗戦後失われて行った日本と日本人の美しさに我慢が出来なかったこと。結局2人とも耐えきれずに自ら命を絶っています。また東山魁夷と康成の美意識の交流も印象深いものがありました。

僕らの世代で壊して行ったもの、次の世代では理解さえしてもらえなくなった「日本の美」に暫し思いを馳せ、自分の教養の貧しさを恥ずかしく思って帰ってきました。どうも焦点のさだまらない、妙に疲れた小旅行でした。




スポンサーサイト



カテゴリ: 未分類

[edit]

Posted on 2010/05/03 Mon. 23:25    TB: 0    CM: 0

この記事に対するコメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://hnmotani.blog91.fc2.com/tb.php/336-fb042b92
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

カテゴリ

カレンダー

リンク

検索フォーム

最新記事

月別アーカイブ

QRコード

RSSリンクの表示