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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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不思議な写真集 

最近出会った本に「団地の見究」という本があります。著者は大山顕と言う人で、「工場萌え」っていうプラントの人工美を紹介した本で有名になった人のようです。

つい最後まで読んで(というより写真集なので”見て”)しまいました。我が家の向かいの団地も載っていたりして驚きました。いわゆる公団を紹介した写真集で、面白い本です。

団地の写真をじっくり見ながら、独特の静寂感と実にオーソドックスでかつ健全な美の感覚に支配されていく自分を感じました。何ていったらいいんだろう。ある意味もう時代から取り残されているのに、非常に静かにその存在感を主張している現役の確かさっていうか、堂々として健康な建物なんです。

団地というのは今やダサイかもしれない。公団といういかにもお役所的な陳腐な合理主義を感じさせる建造物でもある。デザインも「粋」ではない。機能と価格を優先させたマッシブな構造物かもしれない。

しかし、実に落ち着くんです。昭和の高度成長の、エネルギッシュな、団塊の、必死の・・・

そうです、今の日本の少し前にあった「かわいい」日本人っていうか、曲がっていない日本人と日本の香りがするのだと思います。

「住宅”整理”公団」などと名付け、確かに”パロディー”としての側面もあります。でもそれは正面から誉めることに”照れて”いるのような視線なんです。

この人の他の写真集に「ジャンクション」というのもあります。それも見てみましたが、圧倒的にこの団地ものの方が良かった。工場もそうだと思うけど、テーマは人工的で無機質なもの。でもその機能を徹底させる過程で生まれる非常に”有機的な美”であったり、それを見る我々の心の中に湧いてくる孤独の裏返しとしてのある種の”温かさ”への憧憬。まあそういう”新しい”感覚に触れられたような気がしました。

ちょっと消化できていないですね。でも新鮮でした。著作権の関係でここに紹介して良いのかわからないけど、表紙の写真ちょっと失敬します。

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Posted on 2010/05/20 Thu. 23:18    TB: 0    CM: 0

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