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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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”思想のない”優しい木の音楽 

今日は大正ロマン溢れる建物で開催された友人の古楽器コンサートに行ってきました。いつもJazz中心に聞いているせいか、その静寂の音楽が新鮮でした。

楽器が作曲当時のオリジナル楽器です。トランペットもピストンがない。オーボエもキーがない。フルートも木の横笛でキーはない。とても温かくて素朴な音です。

会場は大正時代に建築された「横浜市開港記念会館講堂」というところです。実に渋いホールで、古楽器の音を同じように優しく包む木のホールです。

$ヒューマニーズ社長ブログ

演奏は慶應バロックアンサンブルの出身者が主体のグループで、それに古楽器のスペシャリストのプロが何人か加わったグループです。

ブランデンブルク協奏曲の2番はバロックトランペットとリコーダー、それとバロックオーボエ。普通だとトランペットが周りの音をかき消すのに、古楽器のトランペットは優しく融合していました。世界に何人もいないそうです。唇と息の強さだけであれだけ多彩な演奏が出来る奏者は。バッハのカンタータも良かった。フラウト・トラヴェルソとソプラノとバロックバイオリンも奇麗でした。

木で出来た古い建造物と、木だけで出来ている楽器が奏でる音。バッハとヴィヴァルディだから全部フランス革命前の封建時代の音楽です。まだ音楽に「思想」が持ち込まれる前の音楽です。こういう音をこういう場所で聴いていると、時間がゆっくり戻って行って、古の静寂の中に身を委ねて何かに構えていた自分が溶解していくような気がします。とてもオーガニックな音です。

今のデジタル音楽の対局にある音。大切にしたい壊れそうな音でした。演奏されたのと同じ楽器編成のカンタータ82番を探しましたがフラウト・トラヴェルソの入っているのが見つかりませんでした。このサウンドよりもっと優しい音だったような気がします。



帰り道。その静寂を破るような街、中華街でなぜか豚まんを買ってしまいました。「幸福豚まん」というピンクの豚まんがあったけど、”ピンク”が「幸福」というその分かりやすさに流石に照れて買えませんでした。豚まんにふさわしくない一日でした。
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Posted on 2010/06/19 Sat. 21:20    TB: 0    CM: 0

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