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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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秋のなかった日本と昔の思い出 

今日は寒い!


何ででこうも突然寒くなるのか。一昨日福岡に出張したときすでに寒いと思っていたのが、今日東京は氷雨です。


日本人は”瘦せ我慢”が大好きなのか、それとも他人と同じことをしていなければ不安なのか、とにかくなかなかコートを出さないサラリーマンが多い。僕は寒がりなので周りにかまわず寒ければ何月であろうがコートを出して着ます。


でも非常識な人間とは思われたくない(矛盾していますが)ので、念のため窓から双眼鏡で道行く人の衣装を確認。コート着用率20%と踏んで着てきました。(実際の着用率は10%でしたが、非常識と思われるには寒過ぎたと思います。結果的には○でした。)


今年は秋がありませんでしたね。きっとこんな冬は寒くて長いのでしょう。夏の暑さを相殺する意思を持った冬の到来、という気がします。


寒くなってくるとサンフランシスコ時代のホームレスを思い出します。いつも出勤のときに使う高速道路の入口に冬を迎えるときに現れ、クリスマスの頃に居なくなるホームレスの男女がいました。たぶん夫婦ではないかと思っています。何とも言えない”プライド”を持った上向きの表情をして手をつないで立っていました。いつも同じ時間に同じ場所で同じ表情をしていました。随分と硬質なその姿勢にある種の気品と、正当化されない憐憫を感じていたものです。


その当時、会社で刑務所の建設をしていました。外からは分からないホテルのような刑務所です。完全完璧なロックシステムと反比例するように充実した医療や娯楽施設がありました。


最後の年には工事も完成して、受刑者が”入居”してきて、その暮らしぶりを垣間見る機会がありましたが、あの何とも言えない明るさ、豊かさ、そしてその締まりのない表情や、無料で使える公衆電話の綺麗な色を思い出します。


あのホームレスは罪を犯していないのに。


どっちが本当に寒い中に立っているんだろう。


クリスマスにはそこに居なくなる理由が最後までわかりませんでしたが、「解らないことの多いアメリカ」の一部と思い気に留めませんでした。今ふとそのことを考えましたが、その情景も虚ろで、遠い霧の彼方のような気がします。


窓に当たる雨の音が一段と大きくなりました。


家路につくとしましょうか。 折角のコートを着て。

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Posted on 2010/10/28 Thu. 18:08    TB: 0    CM: 0

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