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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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インターネット情報の功罪 

先日「やらせ口コミ」というのでしょうか、感想を投稿するサイトでわざと良いコメントをして店の評判をあげることをビジネスにしている業者がいることが発覚して問題になっていましたね。

インターネットがビジネスに与える影響はそれだけ絶大なものになっているということを今更だけど考えさせられる話題でした。

インターネットという武器は、ビジネス用のメディアとして特にBtoCの世界ではとても大きな役割を果たしていて、不特定多数の人に訴求する手段として多くの企業が利用しています。また無限大に近い多くの投稿者が寄せるコメントがその商品や会社のイメージを決定付ける役割も果たしています。僕はフェイスブックなども未だに使い方がよくわからないので怖々と使っているレベルですが、大半の情報をインターネットを通じて得て生活している人が本当に大勢いることに驚かされています。

確かにそれらの情報をどこまで信じるのかという問題は大きな問題ですよね。顔も名前もわからないし、載せていても架空の人物かも知れません。文字にされていると、特にちゃんとした文章や言葉にされていると反射的にその内容を信じてしまうというのも活字の力でしょう。

これらを規制しようという動きが今後一段と盛んになるのでしょうが、僕はやはりこれはそもそもがモラルの問題だと考えます。インッターネットのことでなくても、例えば選挙などでもお金が絡むと違法になるが、義理や友情を使った真意と違った投票は防止の仕様がないのと同じで、不特定多数の行為を一定の方向に誘導することはそもそもナンセンスであると思います。

しかし、大勢になればなるほど全員を一定の方向に誘導するということも難しいわけで、群衆心理ということはあっても結局は全部の意見を一定の方向に仕向けるというのは、政治の世界や宗教や思想を使ったそういうものがの歴史上一定程度起こってはいるけれど、企業や商品などのイメージ形成のような現場では結局は困難ではないかと思う訳です。

自動車の運転はその人本来の性格が良く出ると言われます。それは名前や顔が他人にわからない状態だからです。普通の状況で運転している時は他人に自分を見せていないので「社会的」である必要がない状態の時です。この口コミと言うのもそれに良く似ていると言えるかもしれません。

こういうと性悪説になってしまいますが、今回のことは人というものの本質を表しているということにもなるし、そういうツールで入手できる情報の価値の限界なのかもしれません。そもそもTVや新聞というマスメディアでも結局その情報を信用できるという根拠が本質的にあるわけではないということを思い起こさせる事件でもあります。

受領者の自己責任という言い方も出来るし、発信者としての「個人のモラル」と言うか、その社会の文化とか風土のレベルとかが反映される問題とも言えます。

日本は昔から人間関係が濃くて互いの認知が濃いせいか、窃盗や殺人も少なく安全な社会だといわれてきました。まあ、インターネットだから国境や文化の壁はとっくにない訳ですが、こういう口コミの情報の分野ではやはりそういう国民性は関係していると思います。

当たり前のように周りに溢れていて、既に多くを依存して生活しているインターネットと言うものの存在の大きさとその価値の是非を再認識させられる事件でした。
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カテゴリ: プライベートブログ

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Posted on 2012/01/16 Mon. 00:10    TB: 0    CM: 1

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