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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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自然は何も考えず人々を癒しまたその営みを破壊する 

今日は「大寒」。東京も寒いわけです。昨日の雪でこの冬初めて手袋が欲しいと思いましたが、今日も夕方外出しましたが、まるで冷たい深海にいるようで暖が恋しくなりました。

先ほどある雑誌を読んでいたら、カリブ海にある「マルティニーク」というフランス領の島を特集していて、昔この島に仕事(?)で行くという幸運に巡り合ったときのことを思い出しました。カリブ海をテーマにしたリゾート開発のマスタープラン作成に参加して「視察」と称しておいしい出張をした時の思い出です。

img_activities1.jpg

とにかく太陽一杯の島でエメラルドグリーンの海に浮かぶヨット。真っ青な空に映えるカリブ特有の赤い屋根と青やピンクや白い壁のカラフルな家。寒い日のせいかまた行ってみたくなりました。

僕は知らなかったのですが、その記事によるとあの小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が日本に永住する前、この島を訪れていたとのこと。「仏領西インドの2年間」という著書を残しているようです。彼の怪談の印象とこの島の気候のミスマッチに驚きました。ぜひその本を読んでみたいと思いました。

実はこの島にはペレ山という火山があり1902年に大爆発を起こして一瞬にして3万人もの人が亡くなったという歴史を持っています。あのあまりの美しさからその時の情景を想像することができませんでした。

今回の東日本大震災でも一瞬にして多くの人の命が奪われました。あの美しい海岸線があっという間に津波に襲われ、それまでの美し景色があっという間に破壊されたのです。

マルティニークのことを思い出しそして今回の津波のことを思うと、自然の持つその巨大なエネルギーとその怖さを思わずにはいられません。

世界的にCO2の問題が大きなテーマになり、「自然にやさしい」とか「自然との共生」というような”自然が人間を守る”ようなイメージが大きく取り上げられていましたが、リーマンショック後の世界的不況とかこのところの欧州の経済危機、日本でも原発問題で見直されている火力発電などにより、今完全にその風潮は影を潜めているように思います。

自然のもう一方の側面。すなわち一瞬にして人の営みに鉄槌を下し、長い年月をかけて築きあげてきた多くのものを破壊尽くすその巨大で無機質なパワーに思い至ります。

地球にやさしいという言葉が便利に使われますが、地球はいつも人にやさしいわけではない。

雪は綺麗でロマンティックばかりじゃあないし、あの美しいマルティニークも自然に蹂躙された歴史を持っている。自然はもっと中立に存在し、意思なくいろんなことをする。一方的な思いこみは危険だなあと思うと同時に、破壊の後また人の営みを再生させ、美しい街並みを作らせ、人を癒す自然に戻るその変わり身の早さを思う。

自然に対する感情はいつも人が勝手に持つ。自然は本当にそんなこと知っちゃあいないのに。
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カテゴリ: プライベートブログ

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Posted on 2012/01/22 Sun. 00:31    TB: 0    CM: 0

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