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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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便利のパラドックス 

今日はEメールの話。

今やEメールはコミュニケーションツールとして欠くことのできないものになっている。元々は非常に簡便で機能的な連絡手段として、イージーさを優先した“省力型文化”(?)を形成して行ったように思う。しかし今やメールは手紙の機能まで持つようになった。そしてちゃんとした挨拶や御礼などにも利用されるようになってきた。そういう意味では伝統的な文字によるコミュニケーション手段であった手紙の代替手段の地位まで占めるようになった。

御礼のメールを打って、返事がくる。そのあとその御礼をまたメールでいう。どこまで続けるのが妥当なのかときどき迷う。また、受け手の事情に関わらず乱入することができるその能力は「電話」以上である。迷惑メールなどの害は電話の比ではないし、PCやサーバーの容量の侵害という被害まである。手紙というコミュニケーション手段には時間と空間のラグがある。そしてそれを反映した“味のある”手紙文化があったし、それゆえの悲喜劇も生じた。そう考えると、このEメールの文化というのはどういうものになるのであろう、と考える。

今やインターネットはその技術進歩により、文字通信手段としてのEメールのみならず映像を使っての双方向コミュニケーション手段にもなってきた。交通手段の発達などと同じようにおそらく人間の考え方や心のあり方、大げさに言えばDNAなどにも影響を与える変化であると思う。

“便利のパラドックス”がまたここにある。技術進歩が速いと、過去の技術や文化(この場合手紙文化)を知って(経験して)いる世代とそうでない世代で、対応も大きく異なる。法的・文化的に容認される形が定まるまでにはまだいろんなフィルターがあるし、またそれもひとところには留まらないものであろう。

“人が主人公”などと安穏に構えていられない脅威すら感じるのは私だけであろうか・・・。
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カテゴリ: 社長ブログ

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Posted on 2008/04/14 Mon. 12:49    TB: 0    CM: 0

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