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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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2つの育児日記 

少し感動することがありました。

昨日、2週間ぶりに娘の家に行って発見(?)したものなのですが、2冊の「育児日記」のことです。

一冊(右の方)はもう30年以上も昔に僕の奥さんがこの娘が生まれたときに書き始めた分厚い大判の日記(これ以外にも2年間以上書いた記録があるらしい)。左の方のもう一冊は僕の奥さんがその娘に、またその娘(つまり僕にとっての孫)が生まれた日(つい1か月前)に病院で贈った真新しい日記で、僕のその娘が自分の娘(僕にとっての孫)のためにまさに新たに書き始めた日記。つまり新米の母親のフレッシュな日記。

育児日記  夏希

偶然だけど娘の誕生日と孫の誕生日は1週間しか違わないので、30年以上経っていてもほとんど同じように産まれてからの毎日をその実際のカレンダーに合わせて比較ができます。僕は恥ずかしながらこの右の古い方の日記の中身を見たことは一度もありませんでした。僕が始めて子供を授かったときの「僕の時」も書きとめられている日記と言ってもいいかもしれません。いわば30年前のタイムカプセルです。

自分が生まれて何日目に何をしていたかが書いてある昔の育児日記を見ながら、今度は自分の娘がその日に何をしたかを今書いているといると言うことが僕をとても不思議な気持ちにさせたのです。とても感動的で、今回孫ができて始め感動したような、そんな気持ちでした。

右の方には細かくその日に赤ん坊がしたことを絵を交えて書かれています。そしてそのとき赤ん坊でしかなくて、一切記憶のないその子自身が今新たに母親としてそれを読み、自分が生んだ新しい命が歩み始めた「時」の記録をまさに書き始めている。

赤ん坊の自分と母親の自分が同一人物であることで、自分の母親を今新しい形で理解し始めていると言っても良いかも知れません。

感動したというのは、生まれた日が近いという偶然もあるけど、自分を育てた自分の母親の30年前の愛情を、あたかも〝同じ日”に〝同じ立場”で感じることができるということ。自分が初めて母親になり、30年前に初めて母親になった若き日の自分の母親の心をまるでタイムスリップしたようにリアルに感じることができているということ。凄いことだと思いませんか?なんかそう言うことを思って妙に感動してしまいました。うまく整理できないのですが、そんな感じです。

僕の奥さんは日記魔というか、とにかく毎日家計簿とか簡単な日記を書いているような人で、今まで家庭生活上、その各種「負」の部分(笑)に目が行っていたけど、正直そういう習慣の価値とか効用を初めて発見したイベントでもありました。

新しい命がこの世に生まれた最初の時間、そして母親の存在が圧倒的にその子が生きるために不可欠な少なくとも1年とか2年の時間。そして初めての子であればその子を育てることで母親として(いや人間として)初めて成長していく過程。そして2度と巡ってはこない大切な時間。もちろん育児の大変さとか、放棄したいような気持もあるかもしれないけど、そのことも長い時を経て繰り返しているという大河のような命の繋がり・・・

人類は母系の連鎖だと言う意味が良くわかりました。それはゲノム的世界を(卵子の遺伝子の役割と精子の遺伝子の役割は50%ずつの役割ではなく微妙に異なるという生物学的知識以上に)情愛のような感覚で再認識させてくれるという別の話にもつながって行きます。

この30年で如何に大人とか社会が幼稚化したかという感じもこの日記の装丁とか、中のデザインで感じましたが、この歳まで生きて来て、また新しい発見をさせてもらいました。
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カテゴリ: プライベートブログ

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Posted on 2013/09/22 Sun. 16:55    TB: 0    CM: 0

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