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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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大草原の小さな家 

40年ほど前にTVでやっていた「大草原の小さな家」という番組を知っている人は多いと思います。最近このシリーズをNHKのBSでやっていることを発見しました。昔20代の頃好きでよく見ていましたが、素直に随分上質な番組だなあと思っていました。ただ、一方ではW.A.S.P.(White Anglo-Saxon Protestant)的な基盤の上で展開されるストーリーであり、白人とピューリタンを中心とした価値観から出ていない番組でもあると思っていました。その分少しハスに構えて見ていたかも知れません。若かったからということもあるにしろどこか鼻についていたような記憶があります。
あれから僕もアメリカに住み、白人の奢りや移民の過剰な権利主張、自分に向けられた黄色人種への差別などを経験して、益々この綺麗なストーリーをそのまま受け入れられない少し屈折した感情も持つようになっていたと思います。

しかし今、少し歳を重ねた自分がこの番組を見ていると、この原作者が伝えたかった価値観(清貧、勤勉、謙虚、倫理、努力、ひたむきさ、他人への思いやり、学問に対する敬意、罪を憎み人を憎まない性善説等々)がもっとダイレクトに伝わり、とても素直で暖かい気持ちになってきます。
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もちろん今見ても、背景にキリスト教的価値観や白人第一主義という通奏低音が流れています。しかし同時に勤勉で慎ましやかであることを最も尊い価値においていることへの尊敬の念やその価値観の万能性・優越性を感じます。素直に欧米白人キリスト教文化の持っていたレベルの高い民度が伝わってくると言ってもよい。

今トランプがアメリカ人の過半の支持を得ています。背景には白人の過去の栄光へのノスタルジアがあることは間違いがないでしょう。しかし、負け組というコンプレックスを、どこか自分たちの歴史が持っていた清貧さや勤勉さを誇っていた感覚との“すり替え”もあるような気がしています。

せめてWASP的な誇りを取り戻してほしい。そうすると移民への過剰攻撃も“はしたない”と思い、逆に尊敬を受けることになるのではという風にも思うわけです。貧しさを誇って欲しい。移民が貧しさを権利に変えていることを、静かに、そして精神的余裕を持って“いなして”欲しい。

今の白人にもこういう歴史があり、こういう価値観を尊んだ歴史があったことを、教育の中で、政治の中で思い出して欲しい。もう戻れない古き良きアメリカをこの番組で考えてしまいます。

我が日本にも同じことが言えるのでしょうね。日本の古き良き価値観とは何なのでしょうね。
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カテゴリ: プライベートブログ

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Posted on 2019/08/10 Sat. 23:23    TB: 0    CM: 0

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