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大谷光彦のブログ

㈱ヒューマニーズの会長と一般社団法人組織・人能力開発研究所の代表理事をしている 大谷光彦のブログです。

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プロフェッショナル 

先日、客先へ行くためにタクシーを使った。品川から新宿までなので、通常は電車にしなければ時間が読めないのでそうする。しかしこの日はいくつか電話をしなければならない用件があり、また非常に疲労感があったのでついタクシーを拾った。

品川あたりを流しているタクシーは新宿近辺の地理に疎いことが多いので、乗る前に確認した。その時の運転手氏はとにかく“ニタっと”したような気がした。多くの運転手は迷惑がったり不安がったりするケースが多いのに、である。それで乗ったら、これがなかなか凄腕で、こっちがアポの時間を伝えたところ、それに間に合わせることを一種の達成目標にしたようで、ルートの選択肢を示した後、「山手通り経由と赤羽橋経由の方法があるが、どうするか」と聞く。そこまではよくある話だが、その後、「山手通り経由の場合は富ヶ谷と甲州街道さえ混んでなければ後は問題ない。しかし赤羽橋経由であれば混雑のポイントは読めない。従ってどちらが早く着くかはその状況次第である」との解説があった。僕はいたく感動してしまい、もし間に合ったらチップをやろうと秘かに決めた。

彼の解説から僕が指定したのは山手通りの方だった。その後の彼の運転は決して安全ではなかったが、その不安感を埋め合わせるだけの目的共有があった。挑戦する意義のある飛ばし方であった。結果は5分前にそのビルに着いた。しかも富ヶ谷の時点でかなり明確に、また甲州街道を横切るとき”自信を持って“到着時間”を予測してくれた。

よく思うのだが、タクシーも一種の運送契約(?)であり、そこまで安全に行けばよいというだけではなく、客のその運行目的を果たす一種のコミットメントであるべきではないかと言う事。また、それに一種の誇りを持っていることも期待してよいのではないかと。敢えて「プロフェッショナル」というタイトルを使ったが、職業とはその担い手がプロであるのかどうかということが大いに問われてしかるべきではないかと思うからで、久しぶりに相当解りやすくそのことを改めて考えさせてくれた運転手であった。もちろんチップをあげた。彼はそれに対して別れ際「ご馳走になります」という言葉を使った。違和感はあったが、何故か心地良かった。
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Posted on 2007/11/26 Mon. 17:58    TB: 0    CM: 0

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